
子どもの習い事は、今も昔と変わらず続いているものもあれば、時代の変化とともに新たなジャンルの登場や利用者の様々なニーズに対応するなど広がりをみせているように思います。
毎年発表される「親が子どもに通わせたい習い事のランキング」ですが、実は人気のある習い事の内訳が結構様変わりしていることをご存知でしょうか?
2017年のあるアンケート調査によれば、新しい習い事としてプログラミング教室が特に人気になっていることがわかります。
2020年には必修科目になることから、プログラミングが注目されていることも頷けますが、はたして子供にプログラミングを学ばせると子どもにどんなメリットがあるのでしょうか。
おすすめのプログラミング教室とあわせて解説していきます。
親が子どもに通わせたい習い事ランキング(2017年)
1位 プログラミング教室
2位 英会話スクール
3位 スポーツ系
4位 そろばん塾
5位 学習塾
3位にランクインしたスポーツ系をのぞき、ほかの4つとも勉強系で固められていて、親御さんたちの教育熱の高まりが感じられます。
その中でも特に目立つのが、堂々の1位にランクインしたプログラミング教室!
実は前年の2016年のランキングはこのようになっています。
1位 スポーツ系
2位 学習塾
3位 音楽系
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9位 プログラミング教室
なんと、たった一年で一気に8位も順位を上げて、トップに躍り出ています。つまり、プログラミング教室は、最近になって圧倒的に人気のでてきた習い事なのです。
プログラミング教室のメリット
ランキングの結果から、現代の親が最も子どもに通わせたい習い事はプログラミングだとわかりました。
しかし、通わせたいのと実際に通うのは別物です。なんとなく通わせたいと思う親御さんの中には、実際に通わせるかどうかは悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
悩んでいる親御さんのためにも、プログラミング教室に通うメリットを解説します。
2020年から必修科目になる
プログラミングは、学習指導要領の改訂で2020年から小学校の必修科目となることが決まっており、非常に多くの関心が寄せられていると言えます。その先取り学習として、習い事が役に立つのです。
また、2020年までに小学校を卒業してしまうお子さんに関しては、学校でプログラミング教育を受けられない分、より一層学外でのプログラミングの習得が必要とされるのではないでしょうか。
子どもの興味を惹きやすい
ある教室の小学生ふたりは、次のように言います。
ゲームが好きで、自分で作ってみたいと思い、教室に通い始めました。思い通りにゲームが作れるので、とてもおもしろいです。
ゲームが好きなので、プログラミングも興味を持って勉強できています。作ったゲームは、教室のみんなで遊ぶこともあります。友達の作ったゲームで遊ぶのも楽しいです。
ゲームとプログラミングは切っても切れない関係にあります。あらゆるゲームはプログラムでできているのです。そんなゲームがつくれるとなったら、ゲーム好きの子は飛びつくのではないでしょうか。
2017年の統計によれば、小学生の55.1%が平日に1時間以上のあいだ、ゲームをしています。つまり、ふたりにひとりはゲーム好きなのです。どうせ好きなのであれば、ただゲームをするだけでなく、習い事に繋げられたほうが学びとなるでしょう。
また、プログラミングはロボットとも関係しています。ロボットもゲームと同様、プログラムに従って動いています。アニメや映画で見るロボットが自分のプログラミングで動くとなれば、興味を持たれるお子さんも多そうです。
子どもの将来に役立つ
親御さんが習い事に通わせる理由は、「本人が希望したから」「受験のため」など、さまざまあるようですが、その中でも「将来のためになると思ったから」といった理由が多いみたいです。
それでは子どもたち自身は将来、どんな仕事がしたいと思っているのでしょうか。
男子中学生のなりたい職業(2017年)
こちらも2017年のアンケート調査になりますが、まずは男子中学生のなりたい職業ランキングです。
1位 ITエンジニア・プログラマー
2位 ゲームクリエイター
3位 Youtuberなどの動画投稿者
このとおり、1位と2位に関しては、業務でプログラミングをこなす必要のある職業です。3位の動画投稿者に関しても、プログラミングもふくめたパソコンの知識があると便利でしょう。
男子高校生のなりたい職業(2017年)
男子高校生の場合は次のようになっています。
1位 ITエンジニア・プログラマー
2位 ものづくりエンジニア
3位 ゲームクリエイター
中学生の場合とほぼ似たようなランキング構成になっていますね。
つまり、男子に限っていえば、中高問わずに、なりたい職業とプログラミングが直結しているのです。
中学生になって「プログラマーになりたい」と思っても実務のイメージはつかないかもしれません。また、「やったことがないから」と諦めてしまうケースもあるでしょう。
そうならないように、中学生になる前の小学生や幼稚園生の段階でプログラミングを学習して素養をつけていると、将来働くイメージも膨らみやすく、結果、プログラマーへの道がより開けてくるかもしれません。
他の職業でも役立つ
将来の夢は、小学校の先生です。パソコンを使った授業でいろいろなことを教えたいです。
これは、プログラミング教室に通うある女子小学生の語った、将来の夢です。この子のように、直接プログラミングと関係のない職業を目指していても、プログラミング教室に通う子はいます。
なぜならIT化の進む現代において、パソコンを使わない職業はどんどんと減ってきているからです。将来パソコンを使って働くことを考えたら、プログラミング教室で幼いうちからデジタル機材に親しんでおくのは得策です。
このように、子ども自身の視点から考えても、習い事にプログラミング教室を選ぶことは理にかなっているのです。
論理的思考力が身につく
もちろん、プログラミング教室はパソコンの扱い方を教えるだけではありません。
小学校で必修化される目的も、プログラミングスキルの習得だけではないのです。プログラミングを通して、21世紀の社会に生きる人間としてのスキルを身に付けることを目的としています。そしてそれを、「課題解決に向けて順序立てて考える思考力」と位置付けました。
つまり論理的思考力です。
プログラミングとは、コンピューターに何かをさせたい時に、コンピューターがわかるように、いくつかの命令を組み立てることです。わかりやすく言うと、パズルのピースを組み立てるのに似ています。
その実践の積み重ねが、論理を組み立てることにも活きてくるのです。そして論理がしっかりしていれば、たとえば文章やプレゼンも他人から納得されやすいものになります。プログラミングで培われる論理的思考力は、プログラミング以外にも応用できるのです。
おすすめのプログラミング教室
世間にはさまざまな年齢向け、さまざまな難易度のプログラミング教室があります。
その中でも、小さなお子さんが初めてプログラミングに触れる場として、筆者がおすすめする教室はRISU塾です。
RISU塾は本来は算数をメインとした塾なのですが、東京は春日(後楽園)、勝どきの二か所で、ロボット・プログラミング教室を開校しています。
特徴は元NASA開発の高性能でかわいいロボット「Sphero(スフィロ)」を使うことです。メリットで述べたように、ロボットは子どもの興味を惹くのに最適です。楽しんで学習できそうですね。
しかも、RISUの得意領域である算数が同時に身につくようなプログラムとなっているので、プログラミングのみでは物足りない親御さんにもおすすめできます。
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まとめ
プログラミングはゲームや機械が好きな子どもの興味を惹きやすく、子どもたちの将来を考えても学ぶ意義があります。プログラミングを通して、思考力も鍛えられます。
それらのメリットを考えると、プログラミング教室は習い事として魅力的です。2020年から小学校の必修科目になることを考えたら、先取りや予習としても有効でしょう。
▼ RISU式ロボット・プログラミングについてはこちら
https://www.risu-japan.com/robot-book/