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公文で優秀だったお子さんのその後は?

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公文で優秀児だったお子さんは、その後どうなっているのでしょうか。
低学年を中心に通っているお子さんが多いのがくもんです。
みんな通っているけれど、実際にくもんの学習効果ってどうなの?」、「公文で優秀だった子たちのその後は?」今回はそんな疑問にお答えします。

1.はじめに


小学生のお子様が通う学習塾として人気なのが、くもんです。
特に低学年のお子様を中心に多くの方が通われています。
お子様をくもんに通わせている方や、ご自身が子供の頃に通われていたという方も多いのではないでしょうか。

算数でいうと計算問題をたくさん解かせる勉強法が取られているため、小学校に入って計算単元から勉強を始めたお子様にとっては学校の勉強と並行して進められるため、便利かもしれませんね。

しかし、くもんに通わせていて算数はバッチリできていたのに、学年が上がるにつれて急にできなくなってしまったというケースをよく耳にします。
「くもんに通わせていたのに、なんで算数が苦手になっちゃったの?」そんな疑問を持たれる保護者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
また、保護者の方ご自身も、「くもんに通っていたのに結局算数は苦手になってしまった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

くもんは計算力を伸ばすことができますが、そのメリット、デメリットをしっかり把握しておかないとその後の学習に悪影響が出てしまいます。

今回は、くもんのメリット、デメリットや効果的な利用法についてご紹介します。

2.くもんの学習で得られるメリット

計算力がつく

くもんの算数は、計算問題をひたすら解かせる学習方法です。

小学校に入ってまず勉強するのは足し算や引き算です。
そして小学校2年生くらいから掛け算や割り算の勉強に入るカリキュラムの学校が多いです。

算数の勉強において計算力は不可欠であり、計算ができないとその後の算数の勉強でつまづいてしまうだけでなく、中学校や高校に入ってからの数学の学習にも大きく影響してしまいます。

そして、計算力をつけるために効果的な学習方法といえば、ひたすら問題を解く反復演習です。
暗算に慣れたり、ケアレスミスなく計算できるようになるに計算のやり方を覚えるだけでは不十分です。

そのため、くもんでは計算問題をひたすら解くことができるため、計算力をつけるにはもってこいの方法です。

学年に関係なく勉強できる

学年にあった問題しかできない塾や教材ですと、算数が得意でどんどん先に進める力があるお子様の可能性を摘み取ってしまうことになります。
やみくもに先取りをすればいいというわけではありませんが、学年に縛られずにお子様にあった範囲の勉強ができればお子様の実力を大きく伸ばすことができます。

くもんの学習は、現在の学年に関係なくお子様の実力にあった問題に取り組めるので、得意な子、苦手な子一人一人の力に合わせた学習ができます。
自分の力にあった内容を勉強できるので、お子様の勉強に対するモチベーションも高められます。

学習習慣をつけられる

くもんでは宿題を出されるため、自宅で学習する習慣を身につけることができます。
学校の宿題はすぐに終わってしまったり、学校で友達同士で終わらせてきてしまったり、なかなか家庭学習の習慣をつけるという意味ではあまり向いていません。

くもんは教室で勉強する以外にも家庭でやるための宿題が出されます。
次に教室に行くまでにやらなければならない宿題が出されるため、いやでも家庭で勉強する習慣を身につけることができます。

3.くもんの学習のデメリット

応用力が身につかない

くもんは計算力をつけるにはもってこいの方法ですが、逆にそれ以外の力を身につけるには向いていません。

算数の学習において計算力は必須の力です。
しかし、計算力以外の力も同じくらい大切な力になります。

「算数の力=計算の力」と勘違いしてしまうと、くもんでの学習だけで満足してしまい、学年が上がった際に躓いてしまう原因になります。
算数の学習において重要なのは、図形やグラフなどを解く際に必要な「論理的思考力」や、問題文から必要な情報を読み取る「文章の読解力」などがあります。

先ほども述べたように、くもんの学習は計算力しか身につけることができないため、例えば文章問題を解いても何を聞かれているのかわからずに適切な式を立てられないなどの問題が発生します。

問題文を読む習慣が身につかない

くもんのデメリットとして、問題文をしっかり読む力が身につかないというデメリットもあります。

計算問題を解く場合は、式だけを見て答えを出すパターンの問題がほとんどです。
そうすると、図形や文章問題などで長い問題文が出てきた際にしっかりと読み込む習慣が身につかなくなってしまいます。

4.くもんに通われていたお子様のその後


ここまでの内容によると、くもんは応用力がつかない計算訓練所であるかのような印象を覚えた方がいらっしゃると思います。
ですが、とあるアンケートでは「東大生の三分の一がくもんに通っていた」というデータもあるようです。

しかし、くもん式は、東大に入れる“おまかせコース”ではなく、うまく利用するために重要となるのは、やはり家庭です。
子どもの相性や能力を見極め、学習を進めていけるようにサポートする親の協力が不可欠であると言えます。

くもんは良くも悪くも訓練所であり、基礎を身につける場として、低学年のうちに通わせておくなど、主体的に利用するのが賢い使い方のようです。

繰り返し学習は賛否両論分かれるところですが、こればかりはお子様のタイプによると思われます。一を聞いて十を知るタイプのお子様だと悠長に感じてしまうことも…
少し試してみてお子様が勉強にうんざりしてしまう前に判断しましょう!

ちなみに今は、くもんのタブレットバージョンのような「RISU算数」という教材があり、こちらの教材はくもんのような計算問題と、くもんにはない応用問題の両方が学べる教材で、算数の小3全国模試1位の子も使っていた教材がありますので、くもんを検討している方は、一緒に検討してみましょう。キャンペーンなどもやっているようです。

RISU算数の公式ページ

5.まとめ


今回は、幼いころにくもん式に通わせる効果についてお話ししました!

シンプルであるからこそ、使い方次第でいいモノにもあまり効果を感じられないモノのもなり得るくもん式は、「ただ通わせる」のではなくあくまでお子様が小学校中学校と学習を進めていくうえで支えとなるツールの一つとして活用することで初めて大きな効果を発揮してくれるようですね。

最近は集団授業の学習塾や、マンツーマンの個別指導塾だけでなく、ご自宅でできる算数のタブレット教材などもあるようなので色々と体験されてみて慎重にお子様が楽しく続けられるものを選ぶ必要があるでしょう。

小さいお子様は、一度勉強が嫌いになってしまうとなかなか意欲的に学習できなくなってしまいます。
中学受験を考えられている場合高学年になってくると焦りが親子ともにでてきてしまいがちですが、低学年または未就学のうちから、

楽しく継続的に学習されてさえいれば、焦ることなく基盤の上に新しい知識を重ねていくだけです。
早期教育の教材選びは慎重に!お子様が楽しんで進められるものを与えてあげて下さい!

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