
最近では早期教育が注目されて、幼児向けの教室や通信教材などが増えてきました。
周りでも幼児教室に通い始めたり、通信教育などで早期学習を始めている方も多いのではないでしょうか?
今回は幼児向けの算数教材について焦点を当てて比較をしていきたいと思います。
1.幼児教育について
幼児教育とは、子供が小学校に上がる前に勉強や音楽、スポーツなどを早めに経験・学習することによって子供の可能性を伸ばしていく指導を行うことを言います。
学習に関しては英語や算数など、音楽に関してはピアノやバイオリン、スポーツに関しては水泳や体操教室などを通わせているご家庭が多いです。
幼児教育は早くに子供の興味があるものを見つけることが出来たり、小学校に入学する前に早期教育を行っておくことにより、周りと差をつけることが出来、心に余裕が生まれるというようなメリットが挙げられます。
一方幼児教育のデメリットとして幼児期から費用が多くかかってしまうことや、嫌いなものと出会ってしまったらずっと嫌いになってしまうということがあります。
近年では親子で一緒に楽しく学べるタブレット教育や、英語・算数などの学習塾による早期教育に人気が集まっています。
関連記事はこちら⇒幼児向け通信教材、どんなレベルまで到達できる?主要教材をご紹介
2.算数における早期学習の必要性
算数を早期に学習するご家庭において、早期学習の理由としてよく挙げられるのは、小学校に入ってから算数でつまずくことが無いようにするためといったご意見がよく聞かれます。
学研ホールディングス学研教育総合研究所が2017年に小学生1200人を対象とした好きな教科と嫌いな教科をアンケートした結果では、1番好きな教科においても1番嫌いな教科においても約4分の1の小学生が算数と回答しました。
この結果からわかるように、算数は好き嫌いが最もはっきりとしており、言い換えれば得意不得意で差が最もつきやすい教科だと言うことができます。
算数は小学校を卒業しても数学という形で中学・高校で必要になっていきます。
算数はいきなり得意になる科目ではなく、日ごろの積み重ねによって得意になっていく科目です。
土台を形成する小学校の頃から算数嫌いになってしまったら、これから突然得意になるといったことは無いでしょう。
そのためにも算数を小学校入学前から触れておき、小学校に入ってからは算数を好きな科目にしてもらうということはとても大切なことだと言えるでしょう。
3.幼児向け教材の比較
そこで今回は公文・がんばる舎すてっぷ・RISUきっずの三社に注目して比較して見たいと思います。
1.公文
まず初めに紹介するのは公文です。
公文式の特徴は「ちょうどの学習」を続けることで、自分の頭で考えて問題を解きます。
そしてつまずいたところもヒントや例題を見て答えを導き出し、「自分で学ぶ力(自学自習力)」を養っていく点にあります。
自学自習力によって子どもたちは、学年を越えてどんどん高い段階・課題に自力で進んでいくようになり、実際に半数以上の子どもたちが、自分の学年を越えた内容を学習しています。
計算を繰り返し反復させることによって、素早い計算力を身につけることができます。
年齢は0歳から始めることが出来、0~2歳・3歳・年少・年中・年長コースにわかれています。
費用は3歳からは一律で東京都・神奈川県では7,560円/月で、その他の地域は7,020円/月となっています。
教科はこくご・さんすう・えいごの3教科をとることが出来ます。
対象:0歳~
費用:7,560円/月(東京都・神奈川県)、7,020円/月(その他の地域)
2.がんばる舎すてっぷ
次に紹介するのはがんばる舎からでているすてっぷという教材です。
がんばる舎すてっぷは月額700円という安さとはじめやすさが特徴となっています。
1か月に25枚のプリントドリルが届きます。
平日に毎日1枚ずつやり、週末はお休みというスケジュールで取り組むことが出来ます。
1日に取り組む問題の量も調整することが出来、1年分のまとめだしもできるようになっています。
教材はモノクロで印刷されているので、カラーと比べて明るさがなくお子様一人では取り組みにくい可能性も懸念されます。
コースは全部で7コースあり、このコースは自由に選べるようになっています。
これによって小学2年生までのコースも先取りできるようになっています。
問題としては計算だけではなく数・量・図形・記憶・知識・作業などの問題にわかれており、様々な知識を小学校入学前に身につけることができます。
対象:2歳~小学校ご入学まで
費用:700円
3.RISUきっず
RISUきっずは年中後半~年長のお子様向けの先取りタブレット学習となっています。
専用のタブレットを用いて、お子様の正答率や1問に費やした時間などを計測します。
その結果に基づき、独自の学習データ分析機能によりお子様の苦手を見つけてくれます。
問題としては「数の読み方」「足し算・引き算」「時計」等、全12コースあり、小学1年前半までの内容を先取りして「算数基礎力」を養うことができます。
問題は筋道をたてて考える「論理的思考力」と、物事の本質を導き出す「読解力」、解き方を他問題に活用できる「応用力」を身につけることが可能となっています。
他の教材と比べてカラフルなイラストが豊富でお子様は飽きることなく、視覚的にも楽しみならが学習意欲を高めていくことができます。
費用は1年分を一括払いですが、RISUきっずの範囲内ならどれだけ進んでも月2480円です。
タブレット代や入会金、教材費も一切発生しないので、先取りが好きな子供だったら追加の教材も買う必要がなく親子ともにメリットが大きいです。
対象:年中後半~年長
費用:2480円
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4.まとめ
今回は幼児向けの算数教材として公文とがんばる舎すてっぷとRISUきっずを比較してみました。
費用的には
がんばる舎すてっぷ(700円)>RISUきっず(2,480円)>>公文(7,560円)
というようにがんばる舎すてっぷとくもんとでは10倍を越える大きな差が生じました。
教材の内容としては公文は計算を鍛えたいご家庭に合っていると思います。
図形問題や文章題も得意にさせたいといったご家庭にはがんばる舎すてっぷやRISUきっずがあっていると思います。
またRISUきっずはお子様一人でも取り組むことが出来るので親御さんが忙しいご家庭や、また習い事などで子供が忙しいご家庭などにピッタリだと思います。
近年先取り学習はとても流行っていて今回紹介したサービス以外に様々なものが出ています。
各サイトを見てみると一週間体験など体験サービスが多く存在していますので、気になるものは体験してみるのがいいと思います。
この機会にどの教材がお子様に合うのかしっかりと比較していき、お子様にあった先取り学習を選択してみてください。