
幼児や小学生の学習塾と言えばくもんというイメージがありますよね。
今回は、「幼稚園の頃から公文式を3年間続けていたけど辞めてしまった」という方の体験談をもとに、公文式のメリット・デメリットをご紹介していきます。
最近幼児教育界で名の知れているRISU算数も登場します。
低学年から応用力と思考力をつけたいなら「RISU算数」がオススメ!
- 計算は勿論、応用問題もしっかりと身につくカリキュラム
- 子供の成績を自動で分析して、ピッタリの難易度の問題を出題
- 苦手な単元+忘れたころに出題される「ダブル復習」でキッチリ定着までサポート
1.公文式算数の体験談
1.公文式を始めた理由
さくらちゃん(仮名)は、幼稚園の年中から公文式の教室に通い始めました。
お母様の同級生で勉強のできる子は公文式に通ってるお子様が多かったという印象や、ママ友でも公文式に通わせている方がいらっしゃったというのがその理由でした。
お母様自身は算数・計算が苦手だったため、さくらちゃんには同じ思いをさせたくないと、小学校に入る前から公文の塾に通わせ始めました。
2.公文算数の内容
公文の教室では、時間内に大量の計算をこなすという勉強をしていたそうです。
計算問題を解くときに毎回時間を測り、スピーディに正確な計算ができる力を育てていくという公文式の方針に沿った内容です。
似たような計算問題を100点が取れるまで繰り返し解き続けるという公文式のスタイルに、さくらちゃんも大変そうでしたが、なんとか頑張って続けていたそうです。
その甲斐あって、さくらちゃんの計算力はぐんぐん驚くほど上がっていきました。
計算スピードは周りのお子様よりもだいぶ早く、正確性も高かったようです。
3.公文の教室に通った結果
ただ、さくらちゃんは計算力はついたものの、小学校の算数のテストではなかなか点数を取ることができませんでした。
学年が上がるにつれ出てくる、文章題や図形問題がなかなかできなかったのです。
公文式では、計算問題は大量にこなすものの、文章題や図形問題はほとんど扱いません。
そのため、文章題や図形問題を解く力はなかなか身につきませんでした。
逆に、公文式算数の習慣から、早く解くことを意識しすぎて、文章題の問題文を読み飛ばして、結果間違えてしまうということもしばしばでした。
これは国語の読解問題にも少なからず影響を与えていたようです。
公文式の算数は、大量の計算を機械的に処理していくというものになりがちなため、文章をしっかり読んで意味を理解する力や、深く考える力というものが育っていなかったように思われます。
また、さくらちゃん自身も、徐々に公文式の単調な計算の繰り返しに飽きてきてしまい、公文の教室を辞めたいと言うようになってしまいました。
2.体験談から見える、公文式算数のメリット・デメリット
公文算数は、算数と言うよりも「計算トレーニング」に近いものになります。その結果、以下のようなメリット・デメリットが出てきます。
1.メリット
- 計算力がつく
- 集中力がつく
公文式で勉強をしていたお子様には、机に向かって勉強するという習慣がつきますし、やはり計算は抜群に得意になります。
2.デメリット
- 文章題・図形問題ができるようにはならない
- 単調な計算問題ばかりなので、飽きてしまう
特に、2年生後半を過ぎると、公文で取り組むような「計算」と、文章題や時計など様々な問題が出てくる「算数」との違いが大きくなっていきます。
くもんで身につくのはあくまでも「計算を速く正確に解く」部分で、文章題や時計、角度や立体といった問題は扱っていません。
また、計算力がある程度ついてくると、お子様としてはもっと新しいタイプの問題を解きたいと思ってくるようになります。
毎日プリントで同じような計算問題を解くのに退屈してしまうのも仕方がないことです。
3.公文算数からRISUに切り替えた理由
1.公文式のデメリットをカバーできる
そんなわけで、さくらちゃんのお母様は公文を辞めて、別の教室に通うことを考えるようになりました。
実は、さくらちゃんのお母様は私の知り合いで、このとき相談を受けたのです。
色々とお話を伺ったうえで、私としてはRISU算数が良いのではないかとおすすめをした結果、お母様は公文式の教室からRISUの通信教育に切り替えをすることにしました。
先程もお伝えしたように、公文式は
- 文章題・図形問題ができるようにはならない
- 単調な計算問題ばかりなので、飽きてしまう
というデメリットを持っています。
そのデメリットをカバーしているもので、かつ、料金もそこまでかからないという条件を満たすのが、RISUの通信教育でした。
RISUはタブレットを使った通信教育で、タブレット上で算数の問題を解いたり、先生のレッスンを受けたりすることができます。
関連記事はこちら⇒学習塾だけの受験勉強は不安?今話題のタブレット教材を使った勉強法
2.おすすめできるポイント
- 計算問題だけでなく、文章題・図形問題が織り交ぜられている
- むやみに同じ問題を繰り返し解くことなく、効率的に力を伸ばせる
- 通信教育ではあるものの、先生のレッスン動画も見られる
まず大事なポイントとして、RISU算数は、計算問題はもちろん、文章題や時計・図形の問題も揃っているということがあげられます。
さらに、ちょっと頭をひねらないと解けないクイズのような問題も織り交ぜられており、お子様が楽しく算数の勉強を進められるようにという工夫が見受けられます。
効率的に苦手を克服できるというのも、非常に良いポイントです。
公文式では100点を取るまで帰れないというような形を取ることで、苦手な問題も繰り返し解いて克服できるようにしています。
ただ、このやり方は、既にできている問題も何度も解くことになるため、効率が悪く、お子様のモチベーションも下がってしまいます。
一方、タブレットを使うRISUの算数では、自動的に苦手ポイントを判別してくれたり、間違えた問題を記憶してくれたりするため、苦手な部分に的を絞って出題してくれます。
それによって、公文式よりもかなり効率的な学習・苦手克服をすることができます。
先生の動画レッスンが見られるというのもおすすめできるポイントです。
最初にさくらちゃんのお母様にRISUを勧めた際も、通信教育は先生がじっくり見てくれないから、なかなか力が伸びないのではないかと不安に思っていらっしゃいました。
ただ、多くの通信教育では確かにその通りなのですが、RISUの場合、お子様がつまづくとすかさず先生のレッスン動画が届くようになっています。
そのため、先生や親御さんが教えてあげなくても、お子様が自分ですいすい先に進めるようになっているのです。
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4.RISUに変えてから
では、さくらちゃんはRISUに切り替えた結果、どうなったのでしょうか?
RISU自体は、公文の教室に通っていた頃よりも楽しく取り組むことができていたようです。
それだけでなく、文章題や図形問題の苦手も徐々に克服され、算数の成績はちゃんとアップしていきました。
副次的な効果として、文章題をたくさん解いたことで、国語力も上がっていましたね。
もちろん、さくらちゃん自身が頑張ったというのが1番ですが、あのまま公文式を続けていたよりも、だいぶ良い結果になったのではないでしょうか。
5.RISUには幼児向けコースも
さくらちゃんは小学生になってからRISUをはじめましたが、RISUにはRISUきっずという幼児向けコースもあります。
RISUの特徴はRISUきっずにもちゃんと反映されています。
機械的な処理ではなく、頭を使わないと解けない良問がそろっていますし、タブレットで学習データを記録して効率的な学習ができます。
幼児向け教室や通信教育も今はいろいろありますが、RISUもかなり有力な選択肢になるでしょう。
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6.まとめ
いかがでしたか?今回は、さくらちゃんの体験談をもとに、公文式のデメリットや、そのデメリットを解消できるRISUという通信教育についてご説明してきました。
勘違いしてほしくはないのですが、公文式自体は非常に優れた学習方法です。長年の試行錯誤に裏打ちされた、しっかりとした教育理論があります。さくらちゃんの計算力は、公文式の賜物です。
あくまで、教室や教材はお子様の状況に合わせて選ぶもの。皆さんもよく考えて選んでみてください。
もしRISUを知らなかったという方がいらっしゃれば、選択肢に入れてみるのも良いでしょう。