
Z会を幼児教育の評判はどんなものでしょうか。
Z会は教育界で評判と実績がある有名なサービスです。
どんなメリットでデメリットがあり、他社と比べるとどうなのか、気になる点をまとめてみました。
1.そもそも幼児教育とは
「幼児教育」または「早期教育」とは、子どもが未就学児の時期から算数、読み書き、外国語、などを学ばせる教育法です。
一般的には「ひらがな」「カタカナ」「かず」「簡単な足し算、引き算」といった内容の学習が多いですね。
脳がまだ成長段階の早い時期からこうした教育を進んで取り入れることで脳の働きが活性化し、より良い発達を促すと言われています。
脳のトレーニングは子どもの柔軟な思考力を育成することに繋がると言われています。
神経細胞を発達させ、子どもの知的レベルを高め、好奇心・探究心を育てるという利点もあります。
幼児教育は特に子どもの視聴覚能力を高める効果があり、空間を三次元的に捉える能力、空間把握能力を発達させます。
これもまた、その後の学校教育において大きな差となって現れます。
2.幼児教育で大切なこと
幼児教育で大切なことは、大きく言ってしまえば
- 自主的な学習習慣の育成
- 課題解決のための思考力を鍛える
のふたつに絞ることができるでしょう。
また世界に通用する人材を育てるという視点からも算数や英語の幼児教育の必要性がますます高まっています。
近年では未就学児の約九割が小学校入学前に「ひらがな」の読み方を覚えているとも言われています。
また、1才のうちから数字に触れたり英会話のDVDを視聴するお子様も増えてきているようです。
「小学校・中学校受験に備えたい」と将来を見据える家庭の意向や再燃する「お受験」ブームの影響もあり、効果的と言われる早期教育の人気が年々広まって教育業界各社から多くの通信教材がリリースされています。
3.Z会のメリット
1.親子で勉強するための教材
Z会の教材は、親子で解くことを重視していると見受けられる作りをしています。
またZ会では、保護者に向けられたメッセージも充実しているようです。
子どもにただ勉強させるのではなく、親子で一体となって学習にあたることはとても大切なポイントのひとつです。
子どもは、わからない問題に直面したときにそれを自分で解決することが困難です。
保護者が子どもと一緒に勉強にあたることで、「問題意識の共有」を図ることができます。
幼児教育で見落とされがちなのが、この「親子で問題意識を共有する」という意識です。
これがあるかないかで大きな違いになります。
2.教材だけではなく付録も充実
Z会幼児コースの通信教育では、他社のサービスではよく見られる電子系の付録はついてきません。
子どもの関心を買おうとしたり見た目ばかりが華やかなものではなく、子どもの思考力や主体的な課題解決能力を養うといった観点から作られている、そう感じさせる付録が多いのです。
4.Z会のデメリット
1.保護者にかかる負担が大きい
Z会の教材は、保護者にかかる負担が比較的大きい教材と言えるでしょう。
問題を読み上げたり、採点をしてあげたり、解説をしてあげたり、といったことを全て保護者がこなさなければなりません。
日頃の家事やお仕事で疲れているときは、なかなかつらいものがあるかもしれません。
2.問題が簡単すぎる?
Z会利用者のよくあるお悩みのひとつに、「問題が簡単すぎる」といったものがあります。
敷居を下げるため、Z会の「ワーク」の難易度は低めに設定されており、進度もどちらかといえば理解力重視であるためか、「遅い」と言われがちであることも確かです。
ただ、「体験教材」は学力を図る難易度よりも「考察」に比重を置いた教材なので、こちらの「体験教材」は満足度が高いことで知られているようです。
5.他社教材との比較
1.「RISUきっず」
データを活用した学習方法
RISUきっずの提供する算数タブレットは、子どもの学習データの蓄積から、ひとりひとり個性とペースに合わせた学習を提供します。
先取りをしたい子、復習をしたい子、基礎学力を身につけたい子、幼児教育において求められる学びのかたちはひとつではありません。
タブレット学習は、そうした子どもの多面的な学力を育成することに適した教材と言えますね。
保護者の負担が軽く、家庭学習を習慣にできる
出題、採点、解説をすべて自動でこなすタブレット教材を利用することで、保護者の負担を軽減し「自宅で勉強する」という学習習慣を確立することができます。
「問題を自動音声で読み上げる」という機能も備わっているようです。
普段の生活の中に勉強時間を取り入れるということは、将来の受験のときも有利に働きます。
家庭学習を補助するためのものとして、現役東大生によるフォローやコールセンターを介したアフターケアなど、さまざまなサービスを受けることができます。
「計算力」よりも「思考力」
RISUきっずのタブレットを利用することで、計算力を伸ばすことはもちろん、これからの時代の教育で重要な「思考力」を鍛えられることです。
大学受験改革、学習指導要領の改訂など、日本の教育界はいままさに大きな過渡期を迎えようとしています。
RISUきっずのタブレットは、そうした時代を生きる子どもたちに必要な、「自立した思考力」を育むタブレットと言う事ができます。
Z会も思考力の育成を意識した教材であると言えますが、算数を通した論理的思考の育成に特化したRISUきっずのタブレットの方が思考力に力を入れています。
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2.「こどもちゃれんじ」
「遊び」を重視した教材
「こどもちゃれんじ」は人気キャラクターの「しまじろう」のおもちゃやDVDが付録としてついてくることもあり、「遊びながら学ぶ」という観点から教材を解き進めることを重視しています。
「歌って話すおもちゃ」など、ユニークなおもちゃが多い印象があります。
こうしたおもちゃが付録についていると、子どもだけではなく大人も楽しみながら子どもの幼児教育に取り組むことができますよね。
「マナー」「礼儀作法」を学ぶことができる
「こどもちゃれんじが」他の教材と決定的に異なる点として、勉強だけではなく礼儀作法やマナーを学習することができるという点にあります。
小学校以降の集団生活を送るにあたって、「他者との関わり方」はとても大切な要素になっています。
一般的な通信教材とは違い、そういった面での学習もすることができるという点で、「勉強」だけではない「人間力」を重視する教材と言うことができるでしょう。
6.まとめ
Z会の教材は、親子で問題を解き進めること、思考力や主体的な課題解決能力を重視した教材を提供しています。
Z会が受験業界のみならず幼児教育において人気を誇るのも、子どもの目線に立った、多様な学力を育成することができるという魅力のおかげでしょう。
そんなZ会のデメリットとしては、やはり保護者の負担が大きいということ、そして「先取り学習」という面で見るとやや物足りないと考える方も少なからずでてくる、という二点です。
記事の中で挙げた「こどもちゃれんじ」や「RISU算数」のようにZ会の欠点に対応した教材も提供されています。
教材の比較を通して、子どもの個性を活かすことのできる通信教材を選択し、幼児教育を成功させることが大切だと言えるでしょう。