進研ゼミやZ会は私が子どもの頃にやっていたことがあるのでどんなものかはわかりますが、ドラゼミやスマイルゼミなど、よく知らない教材も今はたくさんあります。
今回は気になった「ドラゼミ」について、どんな教材なのか調べてみました。
幼児コースである「ぷちドラゼミ」も含め、ドラゼミの主な特徴と、よく出てきた主な口コミや評判を紹介していきたいと思います。
1.ドラゼミというサービス全体の特徴
1.基礎→応用の段階的学習
ドラゼミの教材ではまず漢字・計算の反復問題などから構成される「基本学習ページ」を通じて、基礎を身につけるところからスタートします。
しっかり基礎が定着したうえで、応用力を身につけるための「がんばりプラスページ」に取り組む、という段階的なスタイルとなっています。
また添削テストを提出することで個別担任が添削をしてくれるので、ちゃんとできるようになったか、どこがまだできないのかなどを知ることができます。
教材のボリュームも無理のない程度なので、あまり負担にもなりません。
2.オリジナルの応用問題
市販のドリルのように単調な問題ばかりでなく、様々な能力を発展させる、作文・図形・複合問題などが充実しているのもドラゼミならではの特徴です。
ドラえもんのマンガを使った問題で楽しみながら、全ての強化の土台となる作文力を鍛えたり、苦手意識を持つ子が多い図形問題などを勉強していくことで、柔軟な発想力と理論的思考力が養われていきます。
3.充実したサポートシステム
ドラゼミには「ドラゼミ賞」と呼ばれるシステムがあります。
添削テストを提出してドラゼミシールを集めると、ドラえもんグッズをはじめとした様々な賞品と交換することができます。
目標が具現化することで、学習意欲を途切らずに、勉強に集中することができます。
また個別担任制なので、継続的に子どもを見守ってくれる先生が、丁寧で質の良い添削によって、子どもの力を最大限に引き出してくれます。
2.ぷちドラゼミの特徴
ドラゼミには、小学生未満のお子様用の教材が「ぷちドラゼミ」です。
1.学習の土台を固める
幼児期の教育において重要なのは、これから小学校に上がって本格的に勉強するための土台を固めることです。
ぷちドラゼミとドラゼミは幼児から小学生まで一貫したオリジナルカリキュラム設計となっているので、小学生に向けて着実に「もじ」や「かず」、そして「考える力」を養うことができます。
2.自ら学ぶ習慣を身につける
ぷちドラゼミには、座学だけでなく「工作」や「からだあそび」など体験を通じて楽しく学ぶものや、迷路や間違い探しで考える力をつけるなど、楽しい内容が盛りだくさんとなっています。
こういった体験を通して、子どもが一人で学ぶ習慣をつけたり、学習の楽しさを知ってもらうことができます。
3.ドラえもんが応援してくれる
ぷちドラゼミのメインテキストは、絵本のようにカラーとなっています。
ドラえもんや可愛いまめドラたちがたくさん出てくるので、小さい子でも楽しんで学習することができます。
またドラえもんのごほうびスタンプがもらえたり、ドラえもんから手紙が届いたりなど、勉強を頑張る手伝いを、ドラえもんがしてくれます。
さて、ここまではドラゼミの公式サイトに載っていた主な特徴をまとめました。
ここからは、実際に調べたドラゼミの口コミ・評判について紹介していきます。
3.ドラゼミの良い評判
1.思考力が養われる
ドラゼミの教材は、レベルの高いものが多いみたいです。
しかしただ難しいわけではなく、考える力がないと解けない質の高い問題が多いです。
最近の小学校の指導要領では、考える力が必要な「応用問題」を重要視しています。
そのことを考えると、問題の質が高いのはとても良いことですよね。
2.実力テストがある
ドラゼミでは7月と3月にドラゼミ独自の実力テストを設けているそうです。
通信教材で勉強していると他の子供と比べるのが難しいから、実際にどれくらいの実力がついているのかわかりにくいですよね。
実力テストで子どもの実力を知ることができるのは、とてもありがたいことです。
3.英語も学べる
ドラゼミは2018年の4月から、「ドラゼミENGLISH」という英語教材の提供を始めたそうです。
「小学校低学年から英語なんて早いんじゃ・・・」と思う方もいるかもしれませんが、早いうちから英語に触れていることは、後になって本格的に英語を勉強するときにとても役立ちます。
そう考えると、英語の教材があるというのもとてもありがたいですよね。
4.料金が安い
ドラゼミは、料金の安さに定評があるようです。
どの学年でも3~4千円/月程度の料金設定となっており、年払いでさらにお得になるそうです。
これくらい安いと、「少し試してみても良いかもな」という気持ちになりますよね。
4.ドラゼミの悪い評判
1.教科書通りじゃない
ドラゼミの教材は教科書に沿って作っているわけではないので、教材の内容が学校の勉強と前後することがあるようです。
なので学校の勉強の補助として使うのは難しいかもしれません。
しかし基本的には学校より進んだ内容になるので、勉強が好きで学校の先取り学習がしたいという子には適しているかもしれませんね。
ただ、学校でやっていない問題を解くとなると自力で勉強しなければいけないので、親が教えないといけない場面が多くなると思います。
仕事で忙しかったりして面倒が見れないとなると、少し厳しいかもしれませんね。
2.理科・社会の教材が少ない
ドラゼミには、小学3年生から理科と社会の教材も始まります。
しかし理科と社会の教材は他のものと違って、一年に一冊ずつまとめの教材があるだけみたいです。
理科・社会も算数や国語くらいしっかり勉強したい場合は、あまり好ましい教材とは言えませんね。
3.受験対策ができない
ドラゼミには、中学受験対策用の講座はないみたいです。
中学受験を考えている場合はドラゼミではなく、Z会や進研ゼミの中学受験対策コースを受講するか、塾に通った方が現実的ですね。
5.まとめ
これまでに紹介した口コミをもとにすると、ドラゼミに適した子ども(家庭)は
- 考える力をつけたい
- 親が勉強に協力できる
- 受験より学力強化重視
といった特徴が挙げられると思います。
この特徴に当てはまるご家庭にとっては安さや内容からしても、非常に優良な教材になると思います。
結局子どもにとって一番良い教材というのは、本人に適したものである必要があります。
勉強が得意な子には先取り学習の出来る教材が適し、そうでない子には学校の勉強の補助程度の教材が適しています。