
入学準備を控えて、「子どもの勉強、どうしようかな~」と悩める声がちらほら聞こえる季節になってきました。
小学校に入学すれば、これまではまったり過ごしていた子どもも学力競争に晒されることになります。
そうなる前に、基礎的な学力をつけさせておきたいのが親としてのホンネですよね。
せっかく『小学校ってどんなところなんだろう』『友達はできるかな』『先生はどんな人かな』とワクワクしながら入学したのに、他のクラスメイトが文字の読み書きや算数をしっかりマスターしていて、『もしかして、わからないのってうちの子だけ?』と取り残されてしまう、ということはよく見られます。
しかし、ここで子どものことを責めてはいけません。
子どもがこのような状態に陥ってしまった理由には、きちんとした準備期間を経ることなく勉強の場に放り込まれてしまったことが原因です。
子どもが新しい環境に馴染むことができない理由には、そうした家庭での準備不足に要因があると考えるべきです。
そこで、今回は特に躓きが多い算数の入学準備の必要性とオススメ教材について紹介していきます。
1.入学準備の算数対策が欠かせない理由
入学準備期間において、算数が特に重視される理由はなんでしょう?2015年9月16日の「ママテナ」の記事、「小学校入学前に読み・書き・算数はどこまでやっておく?」から引用します。
“算数力を身に付けましょう”というと、“計算ドリルをさせなきゃ”などと、お子さんを机に向かわせて意気込んでしまいがちですね。
でも、算数力というのは、計算力だけではありません。むしろ、算数は重さや長さ、お金の計算など、生活ととても密着した科目なのです例えば、おやつのときにビスケットの枚数を数える、分ける。お買いものでお金の概念を学ぶ。
日々時計を意識することで時間の概念を身につける。
長さや重さは、例えばお子さんの身長や体重を話題にして“○センチ伸びたね”とか、体重計に乗らせて“○グラム増えたね”なんて言ってあげると身近に感じ理解しやすいですね。そこで重さの概念が少し頭に入っている子は、スーパーに行ってお肉のパックを見て“僕の体重はこれくらい増えたんだ”なんて気づけるようになったりします。
こうやって子どもは実生活のなかからたくさんのことを学びとっていきます。計算力がいくらあっても、こういう経験をしていない子は文章題でつまづいてしまうケースも多いので気を付けてくださいね!
入学前は机上の勉強よりも、生活の中でのさまざまな経験をとおして、学力につながる基盤を作っておくことが何より大切のようです。
(構成・文/横田裕美子)
【引用はこちらのサイトから→ https://www.mamatenna.jp/article/19945/】
このように、算数は「生活と密着した」場面で発揮される力を養う実践的な側面でその能力が求められます。
将来の中学受験を考えるときにも算数・数学は大きなネックになりますし、そして中学受験をしない場合でも、中学入学以降に本格化する数理教育には前提知識として算数の学力がなければ取り残されのちのちの場面で響いてしまいます。
その第一歩を踏み出すのが入学準備期間であるというわけです。
算数の入学準備が重要視される理由には、以上のような背景が考えられます。
2.入学準備にオススメ! 紙の教材を比較
1.チャレンジの入学準備コース
チャレンジの提供する、入学前の学習準備を一通り済ませることができる便利な教材。
算数はもちろん、国語の問題や入学以降の生活面をサポートするための教材も揃っています。
年長から始めることができ、小学校二年生までは料金が安く抑えられているのでコスパが良いと評判です。
2.くもんの小学校入学準備ドリル―おやこのせいかつワーク&はじめてのこくご・さんすう
小学校入学までに頭に入れておく必要のある生活習慣、国語、算数のポイントを学習できるドリル。
勉強を始めたばかりのお子さんでも無理なく取り組める気安さがあり、ゼロから始める入学準備にも対応できます。
3.入学準備にオススメ!タブレット教材を比較
1.RISU算数
RISU算数とは、算数に特化したタブレット教材です。
1年から6年の算数の問題が94ステージに分類されていて、1ステージ75~100問の問題があります。
トータルで約10,000問もの問題が用意されていることになります。
また、反射的に解く計算問題よりも考える力を重視した文章題が多いため、国語の教科書一冊ぶんの文章に一年で触れることができます。
そして、1ステージ25の問題シートにわかれているので、どの分野が苦手なのか、どの問題でつまずくのか、学力分布を割り出すことができるようです。
最初に実力テストを受けることで個々人のレベルに合った問題から勉強をスタートすることができます。
~口コミリサーチ~
- 算数検定や中学受験などで実績のあるタブレット!
- 東大をはじめとした難関大学の現役理系学生が解説してくれる「せんせいどうが」が子どもたちに人気
- 遅れている子、先取りしたい子、それぞれの進展度に合わせた勉強ができる
- 思考力重視の教材はこれからの時代に合っていると思う
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2.スマイルゼミ
「スマイルゼミ」はソフトウェアメーカー、ジャストシステムが提供しているタブレット学習です。
公立の小学校では同社のソフトを授業に導入していることが多いと言われています。
特徴としては、専用のタブレットを使うため、学習に特化している点です。ソフトウェアメーカーが作ったシステムだけあって、画面上に書き込む際に手のひらや手の甲が当たっても、誤動作しません。
グローバル化が叫ばれる現在、英語学習への関心が高まっていますが、1年生の教材から「英語」が標準搭載されているのも嬉しいところ。
オプションで更に進んだ「英語プレミアム」教材を選択できます。
また、2018年からはプログラミング教材も標準で搭載されました!同じ料金のままプログラミングの学習までできてしまいます。
~口コミリサーチ~
- 英語の学習がしっかりできる教材は貴重です
- 子どもの学習記録を閲覧できるのは嬉しい
- 何より、子どもが楽しんでくれるのが良い
3.チャレンジタッチ
「チャレンジタッチ」は、通信教材「チャレンジ」で有名なベネッセが提供しているタブレット教材です。
タブレット学習だけでなく、レベル別の紙教材や子どもが喜ぶ学習ふろく(実験道具など)も届くので、通信教材とタブレット学習の長所を取り入れたと言えます!
英語はオプションの英語教材「Challenge English」として別費用が必要ですが、タブレット上での勉強に加えて、外国人講師との会話レッスンが受けられるのが特徴。
「英会話にも通わせたいけど、お金がかかるし送迎の手間も・・・」とお悩みのご家庭におすすめです。
また、自然科学やくりかえしドリル、応用力・思考力をつける発展ワークなども別オプションで選択可能です。
~口コミリサーチ~
- 子どもが勉強とおもわずに楽しんで取り組める
- やり終わると保護者にメールで通知が届く。パパとの通信ができ子どももパパも満足。
- 「勉強って楽しいんだね!」と喜ぶ息子を見られて良かった!
4.まとめ
入学準備期間に算数を学ぶことは、実生活の場、学校の教室、中学受験に繋がる基礎学力の育成など、さまざまな場面で役立てることができるという点で必要性が高いと言えます。
紙の教材やタブレットなど、多様な形態の入学準備教材が提供されている今だからこそ、より良い教材を選びとってあげる親の見識が重要になります。
子どもの将来のために、よく考えて教材を選んであげられると良いですね。