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四谷大塚の予習シリーズ。気になる口コミは?

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四谷大塚のテキスト予習シリーズをご存知ですか?
復習主義のサピックスとは違い、四谷大塚は予習主義を取っています!

四谷大塚・予習シリーズについて、予習シリーズを使われている方からの口コミを掲載していきます。
中学受験の学習塾選びの参考にしていただければ幸いです!

1.四谷大塚の予習主義

四谷大塚が「予習」を重視するのは、目の前の志望校合格だけでなく将来社会で活躍するうえで役に立つ力を磨くためです。
予習に取り組むことにより、「自分で考える力」・「自ら求める探究心」・「物事にこだわり最後までやり切る姿勢」を育みます。

これからの教育改革の一環として、大学入試において「大学入学希望者学力評価テスト」の導入が検討されています。
このテストでは多様な見方や考え方が可能な題材に関する複数の図表や文章を読み、情報を統合しながら、考えを構成し表現することが求められています。
これからの社会で生きていくために必要な「統合的な思考力や表現力」、つまり「課題解決力」の育成が目指されています。

四谷大塚が主催している全国統一小学生テストでも知識と結び付けて論理的に考える力を問うような問題を出題しています。
予習主義を掲げる四谷大塚もまた、志望校合格にとどまらず困難な時代を生き抜くことのできる力を育むことを重視しているからです。

四谷大塚の予習主義はただの勉強法ではなく、課題解決力を育むという意味合いが強いようです。
中学受験は「保護者の方々とお子様で力を合わせて二人三脚で」という印象がありますが、これから先の高校受験・大学受験はそうでない場合が多いです。
ひとりでもたくましく受験に向かっていけるお子様に育てるためには課題解決力の育成は欠かせませんね!

2.予習シリーズについて

予習シリーズは4~6年生各上下刊用意されており、各テキスト約20回となっています。
おおよそ4回分新しい範囲を学習し、5回目に総合学習をし、その週末に週テストを行います。

塾に通っていないお子さんは夏期講習をはじめとする講習中はカリキュラムが止まりますので、復習に当てましょう!
予習シリーズの難易度は幅広い印象です。

上下巻に分けテキストを構成しているため、他のテキストに比べてレイアウトが非常に見やすく解説が詳しいです。
名前の通り、塾前の予習や、テストに向けた自宅学習に非常に向いている教材と言えると思います。

3.予習シリーズの評判

楽しい

子供は「予習シリーズで勉強するのが楽しい!」と喜んでいます
家での勉強時間はそれほど長くありませんが、効率が良く勉強できるようになっていますね。
うちの子にはとても合っていると思います。

親がついていないといけない?

四谷大塚の教材はとてもいいですね。
他の塾に通っているママ友に教材を見せてもらったのですが、予習シリーズの方が内容が充実しています。
ただ、親がついていないとなかなか先に進めません
ちょっと負担が大きいなと感じています。

問題が少ない?

予習シリーズは優れたテキストです。
ただし、問題数はかなり少なめになっています。
予習シリーズ以外のテキスト・塾の授業でそれを補うわけですが、どうも塾の方からも十分に課題が出ていないようです。

例題が豊富で講師の質も高いので、何となく問題が解けてしまうのですが、問題数が少なくては定着しません
四谷の生徒は他塾に比べて問題数が少ない分、実力が十分についていないのではないでしょうか。

教材がコンパクトにまとめられていない?

確かに網羅的に記載がしてあるように思うし学自習の習慣が確立している子にはいいかもしれませんが、一覧性に欠けることとなっている部分もあるのでは(6年生の予習シリーズは特に重複が多い)。

わたしは昔,自由自在と力の5000題を使っていましたが、もっとコンパクトだったしだからこそ「やろう、覚えよう」という気にもなったのではないかとも思えました。
「入試問題に出た事柄を網羅的に抑えておかなければならない」、「6年生は復習の意味合いが大きいが、新たな教材を作成しないわけにはいかない」などという要請もあるのかも知れませんが、骨子を一元化して抑えていく方がまずは重要なのではないでしょうか。

一週間ごとにやるべきことがはっきりしている

予習シリーズで学習する範囲は一週間単位で一区切りとなっており、短い期間でやるべきことがはっきり見えるようになっています
そのため、教材の内容に沿って1つの単元が終わるたびに抜け漏れをなくしていくことが必須と言えます。

四谷大塚では毎週末には週テスト、5週に一度の「総合」の回では月例テストとして4週間で学んできた内容の復習をします。
4週間分を一気に勉強するのではなく一週間で学びきり、それをしっかり身につけるという学習習慣を身につけましょう。

予習シリーズは詳細な解説を載せてあるので、自学自習をしている際につまずいたときは解説を利用して理解しましょう
また国語では、先に述べた近年の入試傾向として増えている「記述式」への対応もされており、小学4年生からしっかり対策を行うことができるようになっているので有効に活用しましょう。

四谷大塚に通っていなくて買える

予習シリーズの一番のすばらしさは、塾生でなくても購入できることです。
四谷大塚の公式ウェブサイトから、ID登録をすればネット販売を利用できます。
(中学受験の教材といえば、サピックスや日能研テキストも有名ですが、どちらも塾生でなければ購入できません)

長男は、小5の秋まで自宅学習ベースで中学受験勉強をしてきました。
一般的に「通塾しなければ無理」と言われる中学受験勉強。
それができたのは予習シリーズが一般購入可能だったからです。
もし予習シリーズがなければ家庭での中学受験勉強は難しかったでしょう。

難しすぎる

予習シリーズを使っているけれど「内容が難しくてついていけない」、または「暗記項目が覚えきれない」といったことが少なからずあります。
娘も「今回の社会範囲は暗記する単語がたくさんあり覚えきれない!でも次の回に進まないといけないし、どうしよう」と焦った経験が何度もありました。

ですが学習シリーズでは、重要箇所が学年を超えて繰り返し出てくるので、多少つまずいても過度に焦らず学習することが大切だと思います。

1つの単元が段階的にでてきて理解が深まる

予習シリーズはすべての教科が1週間単位になっています。
基本的に4週間は新しい事柄を学習し、5週目が総合まとめ(復習)の構成です。
また、1つの単元が段階的にでてくるのも特徴です。
例えば、算数ならば、ある問題の解き方を小4で習い、小5でさらに発展した問題になり、小6では違う解き方を学ぶイメージです。
おかげで家庭学習の際にも学習ペースがすぐわかりますし、通塾している場合も効率的に知識の定着が期待できます。

4.まとめ

賛否両論ありましたが、おおむね満足されている方が多いですね。
自宅学習用教材として採用する場合は、お子様の現在の能力にマッチしているかを確認してから使うようにしましょう!
予習シリーズを採用している学習塾に通われる場合は、講師のアドバイスとお子様の声を聞き、時には隣について進めていきましょう。
伝統ある教材なので、正しく使うことさえできれば効果を発揮してくれることは間違いなしです!!

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