
みなさんは「七田式教育」という幼児教育法についてご存知ですか?
幼児教育について調べていると必ずといっていいほど「七田式教育」という言葉を目にします。
「よく目にするということはきっと効果があるはず!」と考え、今回は「七田式教育」について徹底的に検証してみました!
「七田式教育」について調べたことや率直な感想をまとめましたので、参考にしてみてくださいね!
1.七田式教育とは
七田式教育とは、幼児教育と右脳教育の研究家である七田眞(しちだまこと)氏が開発した教育メソッドです。
公式サイトによれば、七田式教育は「知識を教える教育」ではなく、「子供の才能を引き出す」教育なんだとか。
七田式教育では、子供の才能を伸ばす鍵は「右脳」にあると考えているそうで、「子供の才能を引き出す」=「右脳の能力を最大限に引き出す」ような学習メソッドを提供しています。
そのコンセプト通り、フラッシュカードや指の運動など右脳を刺激する教材を使ってどんどん右脳の能力の活性化を促していくのがその特徴です。
また、このような右脳の開発を目指した教育メソッドだけでなはく、心やそれを支える身体を育てる心の教育や食育などバランスのとれた教育を非常に重要視しているのも七田式教育を理解するポイントになります。
そして、これらの教育を進めていく上で一番大事なのが「親」であるとしています。
「親」こそが子どもにとっての一番の親であり、「家庭」こそが一番の教室であるという考え方が七田式にはあるようです。
ですので、七田式のレッスンには必ず親御さんが付き添うことになっています。
2.教育内容
1.教育方針
上述のように七田式教育の大きな特徴は「右脳」を伸ばす教育であるという点、親御さんが積極的に関わって進めていくという点が挙げられます。
この目標を達成するために、七田式教育では6つの子育てポイントをアドバイスしてくれています。
1.短所を見ない
短所があっても指摘せず、子供のいいところを見つけて褒めてあげましょう。
2.過程だと受け取る
子供はあくまでも成長過程の姿です。
できなくてもそのプロセスを温かく見守りましょう。
3.完璧主義で育てない
できることが当たり前なんてことは決してありません。
子供の目線に立って褒めてあげましょう。
4.比較しない
他の子供とは比べないようにしましょう。
一人一人成長の進度は異なります。
5.学力中心で育てない
生きていく上で勉強が全てということはありません。
勉強だけでなく、人としての思いやりも育むようにしましょう。
6.そのままの姿で100点と見る
今のありのままの姿を認め、できていることを褒めてあげましょう。
以上の6つのポイントは、例え七田式教育を受講しなかったとしても子育てをする上で心得ておきたいですよね。
七田式教育では、特にこの6つのポイントをしっかりと踏まえたカリキュラムや指導方法、そして教材を提供してくれています。
2.指導方法
七田式教育を始めたいという方には、主に2つの方法があることを知っておかなければなりません。
1つ目は教室に通ってプロの講師と一緒に七田式の教材に取り組んでいく形です。
「七田チャイルドアカデミー(EQWELチャイルドアカデミー)」と呼ばれるこれらの教室は、全国各地で展開されています。
赤ちゃんコース、幼児コース、幼児英語コース、小学生コースなど全8コースあります。
「近くに教室がない」、「教室まで通わせるのはちょっと・・」という方には、七田式教材を購入し、自宅で取り組ませるという選択肢もあります。
それぞれの教材(下記に記載)を別々に購入することもできますし、様々な教材がセットになった「七田式通信教育幼児コース」を受講することもできます。
届く教材は、お子様の年齢・学習進度を踏まえて、お届けしてくれるようです。
教材単体での購入・通信教育コースのいずれの場合もオンラインストアで詳細が確認できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
オンラインストアはこちら→https://www.shichida.com/
いずれの方法にしろ、七田式教育には親御さんの協力が欠かせないものとなっています。
教育に関心があり、かつ、お子様にたっぷりと時間を注ぐことができる方にはオススメです。
3.教材
七田式教育では、「右脳の可能性を最大限引き出す」ことがコンセプトですので、使用する教材もそれに準じたものとなっています。
七田式教育で使われる主な教材は以下の2つです。
1. 七田式プリント
右脳・左脳の力を最大限に引き出すことを目的に作成された、七田式のオリジナルプリントです。
小学校受験の基礎力強化にもつながります。
2. フラッシュカード
フラッシュカードは七田式教育を語るときに、切っても切り離せない教材ですね。
フラッシュカードで右脳を活性化させながら、高速大量記憶力を育てながら、幅広い知識をつけることができます。
3.料金
七田式チャイルドアカデミーの幼児コースについて、表にしてまとめてみました。
入室金 | 21,600円(入会金) |
月謝 | 14,000円/月 |
教室維持費 | 2,200円/月 |
教材購入代金 | 2,314円/月 |
月々の費用はおよそ2万円ですので、年換算するとおよそ25万円ほどとなります。
幼児教育の提供している他の会社と比べると若干お高めではありますが、お子様の成長への投資だと思えば決して悪くないと思います。
また、上でも述べましたが、オンラインストアから教材単体での購入も可能となっています。
フラッシュカードや七田式プリントなどのお値段は以下のようになっています。
教材名 | 対象年齢 | 値段 |
---|---|---|
七田式ドッツセット | 0歳~5歳 | 17,143円(税込 18,514円) |
かな絵ちゃん日本語セット | 0歳~5歳 | 26,389円(税込 28,500円) |
かな絵ちゃん英語セット | 0歳~6歳 | 26,389円(税込 28,500円) |
七田式プリントA【夢そだて会員限定】 | 2歳6か月~4歳 | 12,857円(税込 13,885円) |
七田式プリントB【夢そだて会員限定】 | 3歳6か月~5歳 | 12,857円(税込 13,885円) |
そのほかにもたくさん教材が用意されていますので、オンラインストアで確認されることをオススメします!
オンラインストアはこちら→https://www.shichida.com/
最後に、通信教育幼児コースについてですが、こちらは月々の教材費込みで年会費が95,000円(税込 102,600円)となっています。
4.口コミ
七田式教育は、幼児教育に関心のある親御さんから大きな人気を集めている教育法です。
実際に受講した私の友人からは、
右脳教育にひたすらこだわった七田式の教材のおかげで、子供が日に日に賢くなっている気がする。
七田チャイルドアカデミーに通わせたことで、子供が自分で勉強してくれるようになった。
という声を聞くことができました。
その一方で、特にお仕事や他の兄弟の面倒で忙しい親御さんからは
親の負担が重すぎる。ずっと付きっきりで教えるのは大変。
という声が上がっていました。
また、「料金がちょっと高め(の割に効果が実感できない)」というコメントもちらほら。
どんな教材にも向き不向きはあるでしょうから、お子様の性格やご家庭の事情を考慮しつつ、興味を持たれた方は体験レッスンなど受講されてみることをオススメします!
5.まとめ
七田式教育について調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
今回、七田式教育を調べてみて感じたのは、七田式教育は子供の可能性を徹底して追求した素敵な教育法であるということです。
みなさんも同じような感想をお持ちになられたのではないでしょうか。
ただ一点気をつけて欲しいのは、七田式教育が子育ての唯一の正解ではないということです!
子供の性格・個性・能力は当然一人一人異なります。
ですので、七田式教育で能力が伸びる子供もいれば、七田式教育がその子に合わず、思ったより効果が現れなかったというご家庭も当然あります。
特定の教育法にこだわりすぎず、いろいろな教育法を試してみて、子供が一番生き生きできるものが見つけるようにしましょう!この記事がその参考になればと心より願っております!
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