
このサイトをご覧になっているご家庭は「来年から一年生、何かいい教材はないかな?」とお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで近年話題のタブレット教材。
様々な種類のある中から人気を集めているのがスマイルゼミです。
「流行っているとはいえ、タブレットで勉強するのって実際にどうなの….?」
とお悩みの方に向けて、タブレット教材全般のメリットやデメリット、スマイルゼミの評判についてまとめました。
1.タブレット教材のメリット
1.ゲーム感覚で楽しく勉強好きに
勉強嫌いでなかなか机に向かってくれないお子さんもいるでしょう。
そんなお子さんもタブレットならばゲームのような感覚で学習に取り組んでくれるようになります。
学習するうちに少しずつ成績が伸び、いつの間にか勉強好きになっているお子さんもいます。
だれでも得意なことは楽しく取り組めるものだからです。
勉強嫌いを勉強好きに変えることができるのはタブレット教材の大きな魅力です。
2.送り迎え・〇つけの手間がかからない
塾に通う際はしばしば送り迎えが必要です。
自宅で紙を用いて学習する際も、親御さんが丸付をしてあげる必要があります。
場合によっては、適したタイミングで復習を促してやらなければならないこともあります。
それらと比べ、自宅でタブレット学習をする際は送り迎えの手間もなければ〇つけの手間もいりません。
親御さんの手を煩わせることなく勉強を進めることができるのです。
3.自宅で学習する習慣がつく
「塾では勉強をしてくれても、家ではなかなか勉強してくれない」
お子さんを塾に通わせている親御さんが良くおっしゃる悩みです。
強制力の働く塾では勉強してくれても、自宅では勉強してくれないのです。
タブレット学習であれば「自宅で勉強するのはあたりまえ」という感覚を醸成することができます。
自宅学習の習慣は中学、高校、大学受験において大切になってくるものです。
人の目のある場所ではみんな勉強するため、強制力のない場所で勉強できるかどうかが成績の分かれ目になるからです。
2.タブレット教材のデメリット
1.どれだけやるかがお子様次第
たとえば塾などに通う場合、その週に進む範囲が決められています。
そして、決められた分を学習しきるための強制力が働きます。
先生の目があるなかではサボれません。
一方タブレットはどれだけ進むかきめるのもお子さんです。
決めた範囲をきちんとやれるかどうかもお子さん次第です。
きちんと計画的に進められる子は問題ありませんが、そうでない子が使う際は親御さんの助けが必要かもしれません。
2.紙で書かないと定着しない教科もある
タブレット学習には、教科ごとに相性があります。
算数など思考力を身につけることが目的の教科とは相性が良いです。
こういった教科の成績はタブレット学習で効率的に伸びます。
しかし漢字の書き取りや暗記物など、反復して紙に書くことに意味がある教科もあります。
こういった教科ではタブレットを用いて効果的に学力を伸ばすことはむずかしいのです。
3.切磋琢磨する仲間はできにくい
受験を意識すると、目標に向かって励ましあえる仲間をつくることは大切です。
やる気が出ない時に隣で頑張る友達に危機感をあおられることもあるでしょう。
タブレットや紙で自宅で学習すると、そういった仲間はできづらいでしょう。
3.スマイルゼミの特徴・評判は?
上記のような特徴を持つタブレット教材ですが、そのなかでもとくにスマイルゼミがもつ特徴はどのようなものでしょう。
それぞれの特徴についてどのような評判が寄せられているのでしょう。
1.問題は教科書レベルで易しめ
頭のを使ってよく考える問題や、基礎レベルの問題まで、様々なものがあります。
スマイルゼミがカバーするのは後者の教科書レベルの基礎的な問題です。
学習の進度も、先取りをして受験を見据えた勉強をするというより学校に合わせて勉強を進めていく形になります。
肯定的な評判
普段は宿題をこなすのも一苦労で、苦手な分野も増えてきました。
学校の勉強についていけなくなりそうだったので、スマイルゼミをはじめました。
きちんと基礎をおさらいすることができたので、学校に遅れず理解できるようになりました。
否定的な評判
うちの子は学校の勉強では物足りないと感じることも多いです。
頭をしっかり使う応用的な問題にチャレンジしたいというので教材を探していました。
スマイルゼミでは易しい問題しか解くことができません。
周りに足並みをそろえるよりも、得意なことをどんどん伸ばしてほしいと考えているのでスマイルゼミは、もう使いません。
2.全教科を網羅する
タブレット教材の中には特定の教科に特化したものもあれば全教科を網羅したものもあります。
スマイルゼミは全教科をカバーするタイプのものです。
肯定的な評判
何をやらせればいいのかわからなかったので、とりあえずすべての教科が入っているスマイルゼミをえらびました。
スマイルゼミ一つで済ませることができて手軽です。
1つの教科に偏ることなく、すべての教科にまんべんなく時間を使うことができるのが魅力だと思います。
否定的な評判
教科間のレベルのばらつきを考慮できないのが不便です。
うちの子は算数は得意で国語は苦手です。
それなのにどちらの教科でも同じようなレベルの問題が出される印象があります。
国語は基礎固めになってよいのですが、算数はもっと応用的なものに挑戦してほしいです。
算数だけ違う教材を使おうとも考えましたが、スマイルゼミは全教科がついてきてしまうので、そういったことができず不便です。
3.表彰制度がある
タブレット教材や通信教材では珍しいのがこの表彰制度です。
他の利用者と比較して、がんばって勉強を進めているとみなされた子は端末内で表彰を受けることができます。
肯定的な評判
やったらやった分認めてもらえる、という感覚がうれしくて頑張って勉強してくれます。
みんなと比べて自分の立ち位置がどのくらいなのかわかるので、学習の成果が見えやすいんですね。
人と競争するのが好きなうちの子は「いちばんになりたい!」といって勉強に燃えています表彰されると嬉しそうに見せに来てくれます。
否定的な評判
一応制度としてはありますが、あまり機能していない印象です。
表彰されるのは毎回一握りで、ほとんどの子には関係ありません。
表彰を目指して頑張ろう!という人はそんなにいないのではないでしょうか。
他人と比べるのではなく、コツコツ自分のペースで取り組んでほしいです。
他の子に勝てるかどうかよりも、過去の自分と比べて成績が上がったかどうかが大切なはずです。
うちのこは昔よりだいぶ成績が上がりましたが、他の子に比べると成績はもうちょっとです。
せっかく伸びているのに表彰してもらえずかわいそうです。
4.まとめ
ひとくちにタブレット教材の中でも、それぞれ異なった特徴を持っています。
スマイルゼミに向いているのは
- まずは基礎固めがしたい
- 何から始めたらいいのかわからない
- 人と競い合うとやる気がでる
というお子さんです。
一方、
- 実力に合った問題でどんどん力を伸ばしたい
- 科目ごとにレベルが違うので、各科目で自分の力に合った問題を選びたい
- 人と比較するより、どれだけ成績が伸ばせるかを重視したい
というお子さんは別の教材を用いるのが良いかもしれません。