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Z会で幼児から先取りすべき?

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特に、最近の研究では、タブレット端末に提示する教材として、字句レベルの記憶学習には画像のみを提示する方法、特に学習内容の理解においては未就学のお子さんがいらっしゃるご家庭の中には、そろそろ本格的にお勉強をスタートさせたいとお考えのご家庭も多いでしょう。
塾、通信教材、タブレットなど、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

最近受験で有名なZ会が幼児向けの通信教材を始めたようです。
「Z会だし、何となく将来の受験に有利そう。もし子供にやる気があれば先取りさせて将来に備えるのも悪くないな。」
そんな風にお考えの方に向け幼児教育の目指すべきところや、Z会のメリットやデメリットをご紹介します。

1.Z会では先取り学習ができるのか


やろうと思えばできますが、Z会の幼児教育では先取りが推奨されていません。

厳密にいうと1学年先の教材を購入することはできますが、「今月は早めに終わったから、来月の分をときはじめたいな」、「夏休み期間にある程度先までまとめて解きたいな」などの要望には応えられません。

もし1学年先の教材を購入すると、難しすぎた場合にとても困ることになります。
一度受講した学年のコースは再び受講することができないからです。
1学年上のカリキュラムについていけず、自分の学年通りのカリキュラムに戻した場合、翌年解く分の教材がなくなってしまいます。

Z会は確かに先取りには向きません。
しかし、先取りの可否だけで教材を選んではいけません。

教材選びで本当に考えるべきことは

  • 幼児教育において達成すべき目標ははなにか
  • 目標達成にあたり、その教材のメリットとデメリットはなにか

です。
以下の章はこれらの観点からZ会について考えていきます。

2.幼児教育の目的

幼児期の勉強の目的は小学校入学以降であれば、勉強の目的は成績の向上です。
しかし幼児期において必要なことは他にも3つあります。

1.自宅で机に向かう習慣


自宅で学習する習慣の有無が、小学校から大学までお子さんの成績を左右します。

たとえば小学校入学後、順調な滑り出しを切るためには自宅学習が必須です。
学校のカリキュラムは、宿題で復習がなされている前提で進んでいきます

ところがお家で学習する習慣がない子は、いきなり毎日勉強することができません。
すると前回の授業で習ったことが定着しないまま次の授業に出席することになり、授業を理解することができなくなってしまうのです。

自宅で学習する習慣があればこのような事態を避けることができ、入学後に順調なスタートダッシュを切れます。

また、中学や高校を受験する場面でも、自分から机に向かう習慣が合否を分けます。
塾や学校など強制力がある場所では皆が勉強するため、ライバルの上を行くためにはやはり自分で勉強時間を確保できるかどうかが鍵になります。

2.勉強は楽しいという感覚


そして、自分から机に向かってもらうためには楽しいという感覚が必須です。
とくに未就学のお子さんの場合、将来のために勉強を、といわれてもピンときません。

3.自分は勉強ができるのだという自信


これも自分から机に向かってもらうためには必要です。
誰でも自信のないことに取り組むには気が進まないからです。

例えば、小学校入学後に勉強に対する自信がないとどうなるでしょう。
気が進まず机に向かうのが嫌になり、そのうちにまた苦手な分野ができてますます自信を失う、という悪循環に陥りかねません。

そのような事態を避けるためにも早いうちから自信を養っておくことは大切です。

3.Z会のメリット

1.実験とワークの二本立て構造で「楽しい」

ほかの通信教材や塾では学びは紙の上だけで完結してしまうことが多いです。
しかしZ会では実験用の教材も一緒に届けてくれるのです。
文章のみから学ぶのと目の前で実際に起こる事象から学ぶのとを比べると、断然後者の場合により興味を引き立てられます。

興味を持てることは楽しいと感じやすいでしょう。

2.難しすぎない出題。プレッシャーを与えない

たとえばお子さんのレベルに合わない問題を使って先取り学習をすると、どうでしょう。
「もっと早く、もっとたくさん難しい問題を解かなくてはならない」とお子さんがプレッシャーを感じてしまいます

また難しい問題を解くうちに自分は勉強ができないのだと錯覚し自信を失ってしまうかもしれません。
基本的に先取りをせず、学年と同じ速度で進むことを推奨するZ会ではこのような事態が防げます。

3.「勉強」という雰囲気が強い


他の通信教材ではおもちゃなどで子供の興味を引こうとしますが、Z会に関してはあまりそのような傾向が見受けられません。

あくまで内容で興味を引こうとします
勉強する、ということに早いうちから慣れることができるのです。

4.Z会のデメリット

1.その子にとって最適な問題とは限らない

幼児コースではどの子にも一律のレベルの問題が一律のスピードで与えられます

お子さんの中には勉強がとても好きでもっと難しいことに挑戦したい、もっとたくさんのことを早く知りたいと思っている子もいます。
Z会の幼児コースではそんな子も他の子と足並みをそろえて勉強をしなくてはいけないのです。

これではせっかくのその子の可能性にふたをしてしまうことになりかねません。
また、易しすぎる問題を解くうちに勉強は単調でつまらない、楽しくないものだと思ってしまうかもしれません。

2.モチベーションが維持できず教材をためる


未就学のお子さんにとって「書く」という作業は慣れないもので、煩わしいものです。
内容そのものが理解できているにもかかわらず「書く」という作業がいやだというだけでモチベーションを保てず、勉強そのものを嫌いになってしまうお子さんが多いのです。

結果、教材をためてしまう子もいます。
「書く」ということは別に練習し、勉強の時間は内容に集中できるものが理想です。

3.勉強のペースが親御さんの忙しさに左右される

塾に通う場合と異なり、通信教育教材を用いる場合は親御さんが付きっ切りで見てあげなくてはいけません
まる付けをする、わからないところを教える、間違えた問題の復習を促す、など毎日のこととなると大きな負担となります。

また親御さんの忙しさによっては勉強を見てあげられない日も出てくるでしょう。
すると、毎日机に向かう習慣がつけられないことになってしまいます。

関連記事はこちら⇒タブレットを使った幼児教育ってどうなの?気になる効果やオススメ製品は?

5.いいとこどりの教材が欲しい!


Z会のメリットを残し、デメリットを克服したような教材があります。
それがRISU算数です。

こちらのRISU算数では

  • 楽しく学べる
  • 難しすぎない出題で無理なく勉強できる
  • 勉強の感覚になれることができる

というZ会の利点はそのままに、

  • その子にとって最適な問題とは限らない
  • モチベーションが維持できず教材をためる
  • 勉強のペースが親御さんの忙しさに左右される

というZ会の課題を克服しています。

ここで、RISU算数の特徴を3つご紹介します。

1.データを用いてその子にあった問題だけを出題


RISU算数では正答状況や解答時間からその子の実力を分析し、その子の実力にぴったり合った問題を出題してくれるんです。
その分析技術で特許も取得しているようですね。
だから「難しすぎて勉強嫌い」も「簡単すぎてつまらない」も防げるのです。

無理のない、解きごたえがあって楽しい問題が続くので、効果的に実力を伸ばせます。
楽しいからモチベーションも維持しやすく、教材をためてしまうということにはなりません。

2.タブレットだから一人でできる


タブレット教材であれば、塾に通う手間なくお家で勉強できます。
まる付けや復習問題の出題も自動でこなしてもらえます。
親御さんが忙しくてもペースを乱すことなく勉強を続けられます。

3.しっかりと頭を使う問題


他のタブレット教材のなかにはただのゲームのようなものも多く、楽しいけれどお子さんの実力にはつながらないようなものも多くあります。
RISU算数であればしっかりと頭を使う問題も多く含まれています。

関連記事はこちら⇒算数が得意な子を育てるには?

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6.まとめ

幼児期の教育に大切なのはあせって先取りし目先の成績にとらわれることではなく、後から伸びる資質を養ってあげることです。
実際にZ会では先取りは推奨していません。

先取りにとらわれず、今できることを伸ばしてあげられる、長期的によい教材を選んであげましょう。
、アニメーションを付加した画像を提示する方法が、学習に効果的である可能性が示唆された.

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