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早稲田アカデミーに低学年から入るのはどうなの?口コミや特徴をまとめてみた!

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小学生のお子様をお持ちの保護者の方の中には、お子様をどの塾に入れようか悩んでいらっしゃる方も多いかと思います。

今回は、有名な進学塾の1つである早稲田アカデミーについて取り上げたいと思います。

授業の特徴、お値段やカリキュラムについて基本的な内容をご紹介したあと、実際にお子様が通っていらっしゃる方、以前通っていらっしゃった方の口コミを見てみましょう。

1.早稲田アカデミーとは


早稲田アカデミーについてはご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。中学受験や高校受験、大学受験で名門を目指す生徒が通う進学塾というイメージがあるかもしれません。

早稲田アカデミーには、小学生コース、中学生コース、高校生コースに加え個別指導のコースもあります。授業は基本的にはレベル別の集団授業になります。

早稲田アカデミーの教育理念は「本気でやる子を育てる」というものです。どのコースでも、難関校を目指すための塾になりますので緊張感や仲間と切磋琢磨しながら学んでいくということを重視しています。

2.低学年向け「スーパーキッズコース」


では次に、早稲田アカデミーの小学生コースの中でも1、2年生を対象としたコースである「スーパーキッズコース」についてご紹介します。

スーパーキッズコースでは以下のような教育方針が取られています。

“早稲田アカデミーのスーパーキッズコースでは、中学受験を目標とし、そこから逆算されたカリキュラム・教材をもとに指導いたします。

とはいえ、小学1・2年生はまだまだ知能の発達段階にあり、そのスピードもお子様によって異なります。

ですから、早稲田アカデミーではお子様の個性を大切にしながら、状況に応じたきめ細やかな指導を行っています。

また、集中して問題に取り組む時間と、明るく元気に互いに刺激し合いながら学ぶ時間をバランスよく取ることで、お子様の知的好奇心を刺激し、その可能性を広げていきます。”

(早稲田アカデミーホームページより抜粋)

中学受験を見据えたカリキュラムを取り入れてはいるものの、小学校低学年は勉強に本格的に取り組み始めたばかりの時期であり、脳の土台が固まっていない時期です。

また、一人一人の習熟度にも大きな差があります。この時期に周りのお子様と比べて差ができてしまっているからと行ってこの先もずっと遅れを取ったままになるのではないかという心配をされる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、まだ本格的に難しい範囲に入っていないこの時期であればまだまだ挽回は可能です。そのため、お子様一人一人の実力に合わせた授業を受けることで、しっかりと力を伸ばしてあげる事ができます。

さらに、学校とは違う環境で同じ目標を持つ周りの友達と「ともに学ぶ」という経験もお子様に取って大きな影響を与えます。低学年の時期に得た経験はその後の学習姿勢にも反映されてきます。

中学受験に向けて本格的な勉強が始まる前に、その土台を築くための教育が行われるのがスーパーキッズコースです。

また、もう1つポイントとしては、素早く正解にたどりつくよりも自分の力で試行錯誤しながら答えにたどりつく事を重視しています。

低学年で学ぶ単元は計算の問題が多く、どうしても暗記の要素が強くなってしまいます。しかし、高学年になるにつれて思考力を問う問題が次第に増えていき、中学受験の問題はまさにその集大成です。

そのため、低学年の早い段階から試行錯誤して答えにたどりつくという事に慣れる事ができる点もスーパーキッズコースの特徴です。

3.カリキュラムの特徴


では次に、スーパーキッズコースのカリキュラムや授業の特徴についてご紹介します。

1.国語

国語では、文字や単語を覚えるのはもちろん、物語文を中心に使用し文章の内容を読み解く力を身につけるための授業が行われます。
「いつ、どこで、誰が、何をした」というポイントを文章の中から読み取る力を身につけます。

また、自分で文章を作る力も学びます。自分の伝えたい事を適切な文法で、「相手に伝える」事を意識して作文を作ります。

自分が何を伝えたいのかという事も重要ですが、「相手に伝える」という事を意識しながら文章を書くというのはとても大切な事です。

低学年の時期は特に、「私はこう思う!」「私はこう言いたい!」という気持ちが先行してなかなか相手にうまく言いたい事を伝えられない事があります。

そのため、相手がどう受け止めるのかという、自分以外の視点をを意識しながら考える力をつけるのはとても重要です。

2.算数

算数のカリキュラムでは、まず1つ目に「数量感覚を磨く」という事を重視しています。
数を分解したり合成する力、数を記号ではなく量的なものとして捉える力、そして、物事の規則性を見つけ出す力の主に3つを重点的に鍛えます。

算数が得意なお子様と苦手なお子様の違いとしてもっとも大きな原因の1つは、「数の本質を理解しているかいないか」という事です。
数字をただの記号として捉え、足し算・引き算・割り算・掛け算を暗記して解けたとしても、それは真の理解ではありません。

数がモノ(点やボール、食べ物などなんでも構いません)の集まりである事が理解できているからこそ、掛け算や割り算の概念が理解でき、応用の問題を解いても難なく対応できるのです。

「数の本質を理解」できているかいないかで、特に分数や小数の勉強で一気に得意と苦手にわかれる事になります。

他にも、知らない問題に直面しても、知らないからといって諦めるのではなく自分の知識や経験を元に試行錯誤しながらなんとかして答えを導き出す事を重視しています。

中学入試の問題では、今までに見た事がないような問題に、自分の知識と経験で立ち向かわなければなりません。
そのため、低学年という早い段階からこのような力を学べる事で今後の学習に大きな影響を与えるでしょう。

4.授業料


では、スーパーキッズコースの授業料についてご紹介します。
スーパーキッズコースでは以下の三種類の料金がかかります。

  • 入塾料:21,600円
  • 授業料:14,400円/月
  • 年会費:2,800円/月

他の塾と比較すると少々割高になりますが、授業の質や難関校合格のためには妥当かもしれません。

5.口コミ紹介

プロの先生がついて教えてくれるのが心強い。ゆくゆくは難関中学に行ってほしいので、低学年のうちからプロの指導を受けられるのはいいと思う。また、学校とは違う緊張感が子供にとっても刺激になるようです。
(30代、女性)

低学年のカリキュラムの内容であれば市販の教材やもう少し安い塾でも学べそう。
集団授業で先生から教わる事が大事なのかもしれないが、もう少し学年が上がってから入塾してもいいのかなと思う。
それに、低学年から比較的お金がかかるので中学受験まで通い続けられるのか不安。
(20代、男性)

集団の授業が子供にはむていないらしい。学校から帰ってきた後にまた授業を受けるのは、身体的な疲れだけではなく集団授業が苦手な子供にとって精神的な疲れが大きいようです。
慣れもあると思うのでもう少し様子を見るつもりです。
(20代、女性)

プレッシャーがかかる中で勉強するのは子供にとって大変のようですが、「友達と一緒に頑張る」事で子供のモチベーションも上がっているようです。
ライバル心がある事でもっと頑張ろうという気持ちになれるみたいなので子供には向いているかもしれません。
(40代、女性)

6.まとめ


いかがだったでしょうか。早稲田アカデミーのスーパーキッズコースは中学受験を見据えて逆算したカリキュラムに沿って授業が行われます。

受験を見据えつつも低学年の特徴やお子様一人一人に寄り添った教育が目指されています。そのため、現在の実力にかかわらず難関校を目指したいお子様には向いているかもしれません。

しかし、授業料は比較的割高であり授業の雰囲気もプレッシャーの漂う空間になるので、中学受験まで数年間頑張っていけるのか、料金に見合う効果が期待できるのかをしっかりと検討してから入塾を決めた方が良いでしょう。

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