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思考力を高めると噂の作文添削ドリル「ブンブンどりむ」は効果なし?

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「これからの入試には、思考力が必要になる」という話をどこかで小耳に挟んだことはありませんか?
「思考力って具体的にどういうものなのかわからない」、「思考力を高めるにはどんな教材を選べばいいの?」と不安に思われる方もいらっしゃいますよね。

その思考力を高めるために必要と言われている「ブンブンどりむ」という教材をご存じですか?
最近人気の教材なのですが、「ブンブンどりむはあまり効果が無い」という声もよく聞きます。
そこで、今回はブンブンどりむの効果について調べてみました。

1.ブンブンどりむってどんな教材?


ブンブンどりむとは、「声に出して読みたい日本語」が大ヒット作となった齋藤孝明治大学教授が監修していることで知られる、作文添削の通信講座のことです。
この教授は、国語力の達人とも言われています。

国語の文章問題を解く力や作文能力を向上させるための教材として人気の教材で、近年はますます注目が集まっています。

どりむ社が20年以上にわたり培ってきた豊富な作文指導実績はもとより、小学生の「書く力」を軸に、「考える力」・「読解力」・「想像力」を育む工夫がふんだんに凝らされた教材です。

2.ブンブンどりむで鍛えることのできる思考力って?

ブンブンどりむは、簡単に言ってしまえば「作文の書き方」を学べる教材です。
作文する、意味の通るまとまった文章を書くスキルを身につけることはとても大切な要素です。

こうした力が「思考力」の育成に繋がるからです。
ブンブンどりむで鍛えることのできる能力は単なる文章に関するスキルだけではなく、論理的思考力というあらゆる教科を学ぶ際の基礎となるスキルの育成が本質と言えます。

そもそも思考力とは、旧来の教育現場で重視されてきた暗記能力や計算速度といったものとは異なる「課題を発見し、解決する能力」のことを指します。
基礎的な知識・技能を活用し課題解決に向けてアウトプットする、いわば「点と点をつなげる」ための能力と言うことができます。

2021年度以降の大学入試では、「思考力・判断力・表現力」が重視される方針とする教育改革が実施されます。
このような時代の流れの中で、思考力を育もうとする教材に関心が高まっています
論理的文章の作成を通じて、まさにその「思考力」を高めることができる教材として人気が高まっているのが「ブンブンどりむ」なのです。

3.良い口コミ

公式ホームページには、以下のような口コミが掲載されていました。

漫画で解説してくれるのでわかりやすい

岐阜県 小1男子
1年生では長い文章を書くのは難しいかなと、思っていましたが、『ブンブンどりむ』のテキストは親しみやすいマンガで書き方を解説しているので、子どもも楽しく取り組めているようです。
勉強しているというよりもブンブンワールドの仲間と楽しくワールドを探検しているようです。

テクニックを教えてくれる

福島県 小2女子
テキストのかきかたランドは、毎月ひとつの作文テクニックに関して順序立てて文が書ける構成になっているので、文章の書き方が具体的にわかります。
また、ブンブンワールドを旅しながら、文章を学べる構成がとても良いと思いました。
赤ペンコーチの添削もすばらしいです。

親子で学べる

長野県 小3女子
季節の行事や、自然といった身近な素材をもとに作文を書く内容となっているので、親子で季節の風物について話し合うことが増えました。
お月見などの行事を家でもやったり、お正月料理の由来を調べたりと、小学生のこの時期に、大切なことをひとつひとつ親子で学んでいけるのがいいです。
また、身近な日常を題材に、書く楽しさを教えていただけたことが何よりもうれしく思っています。

こどもの書く文章の質が上がった

熊本県 小4男子
童話を考える課題をするようになって、作文の内容が親から見ても面白くなってきました。
それまでは、ただ出来事を順番に書いていましたが、読み手を引きつけるような文章を書けるようになってきました
子どもが楽しみながら取り組み続けられるように、考え抜かれて作られたカリキュラムなのだなぁと思います。

レポートで役にたつ

東京都 小5男子
インターネットや図書館で調べ学習をしてレポートを書く課題が、学校で役に立ったようです。
しっかり自分の考えを持てる子になってほしいという思いから、『ブンブンどりむ』を始めました。

考えなければ書けない、書けば考えが深まると信じています。
『ブンブンどりむ』は、作文を通じて1年間様々なテーマで取り組むカリキュラムなので、たくさんの事を知り、考える機会になってくれたらと願っています。

様々な問題に挑戦できる

東京都 小6女子
公立中高一貫校受検で必要な、教科の壁を越えて知識を活用する問題やグラフを読み取って意見を書く問題、算数の問題の理由や考えた経過を文字で表現する問題など、様々な問題に挑戦することができる教材で、とても心強く思っています
作文や、時事問題対策についてもしっかりと考えられた教材だと思います。

4.悪い口コミ

次に、ネット上の「悪い口コミ」をピックアップして紹介していきます。退会された方の書かれた口コミが殆どです。

難しすぎる・簡単すぎる

東京都・30代男性
どうやら難易度が合わないらしく、続けられなくなってしまいました。
ちゃんと対象学年のコースを選択したのですが。

「正しい文章を書けない子でも始められる」という触れ込みで始めたのですが、文章を書くのがもとから苦手な子には少しキツイかもしれません。
ただ、文章を書いたり読解する能力は必要なので、他の講座をまた初めてみようかと思います。

神奈川県・30代女性
息子にとって、この講座は少し簡単すぎたみたいです。
このまま講座を続けても意味はないと思ったのでやめました。
この講座を続けるよりも、普通に本を読ませてあげたりしたほうが効果はあると思います
特に、レベルの高い子にとって易しすぎる問題は苦痛ですらあるので。

コスパが良くない

岐阜県・30代女性
ブンブンどりむの料金は、ただ作文を添削してもらうだけの教材としては少し価格帯が高めだと思います。
特に文章作成能力については、やはり本を読ませるのがいちばんの近道かもしれません。

無料体験もできますし、低学年のうちは月二回まで添削してくれるというのは確かに魅力的なのですが、国語の対策しかできない教材と考えると「うーん、コストパフォーマンスが悪くないだろうか」と考えてしまいます。

もともとブンブンどりむを使用してみようと思ったのは、明治大学教授の先生が監修をしている教材だと知ったことがきっかけでした。
それなら信頼できる教材だなと思い始めてみました。

小学生の頃から文章を読み解いたり「書く力」をつけさせるという趣旨は理解できますし、事実これから大学受験や企業就職の場で必要になっていくんだと思います。
しかしこの教材でそこまで力がつくかと言われると微妙ですし、もっとたくさんの科目が学べる講座の方が良いのではないかと思います

5.まとめ

ブンブンどりむは確かに人気の教材ですが、その効果はやはり個人差があることは無視できないようです。
退会した人の中には、難しすぎる、簡単すぎる、といったさまざまな感想が見られました。

しかし、ブンブンどりむのやり方が合っているご家庭にとっては、心強い味方であることは変わりありません。
子どもにあった教材を選んであげたいですね。

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