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幼児用どらゼミの評判はどうなの?

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小学館が出している通信教育「ドラゼミ」についてご存知の方、聞いたことある方は多いのではないでしょうか。
そのドラゼミの幼児向け教材が「ぷちドラゼミ」になります。

未就学のお子様をお持ちの保護者の方の中には「そろそろ何か勉強させようか」とお考えの方もいらっしゃるのでは?
今回は、お子様の教材としてドラゼミをご検討されている方向けに教材の特徴や評判についてご紹介します。

1.ぷちドラゼミの特徴

ぷちドラゼミとは、小学館が出している「ドラゼミ」の幼児向け教材になります。
小学校に入る前の未就学のお子様を対象に、これから小学校での学習で必要となっていく学力の基礎を養うことを目的に作られています。

年少コース

まず文字や数に触れることからスタートしていきます。
勉強というものにはじめて触れるお子様が今後の勉強にスムーズに入っていけるように、そして「あそび」に近い感覚で勉強できるように身近な題材を使って勉強を進めていきます。

年少コースで使用する「ワークブック」は、保護者の方とお子様が一緒になって楽しく学び、遊びの中から自然に学ぶことができるように、カードや工作、読み聞かせ用の絵本などが盛り込まれています。

年少コースにかかる費用は、入会金0円、月謝が1998円になります。

年中コース

年少コースで親しんだ文字や数をさらに深く学び、「考える力」を養っていきます。
ドラえもんやその他のキャラクターのイラストがついたテキストを使い、ストーリー性のある構成の問題に取り組みながら飽きることなく楽しく学んでいけるような仕様になっています。

年少コースでは「あそび」に近い感覚で取り組むないようになっていましたが、年中コースでは「学ぶ楽しさ」を知ることができるように設計されています。

年中コースでは、1日2ページが目安の「もじかずブック」以外にサブテキストである「ちえトレーニングブック」というものがあります。
間違い探しや迷路の問題を使いながら論理的思考力や手先の器用さなどを鍛えていきます。

年中コースの場合は、入会金は0円、月謝は2268円になります。

年長コース

数字やひらがなを完全に理解し、小学校に入ってからの学習に備えて勉強する習慣を身につけることを目的としています
年中コースに引き続き「もじかずブック」を使いながら、文字や数字を覚えるだけでなく様々な知識を増やしていけるような問題が載せられています。

文字を完璧に覚えられるようにしてさらに簡単な文章作りにも取り組み、算数の問題では数を分けたり合わせたりすることを通して簡単な足し算や引き算の基礎も養っていきます。

サブテキストの「ちえトレーニングブック」では、ルールや法則性を見つけるためのトレーニングや図形を見る感覚を鍛えるコンテンツが盛り込まれています。

年長コースの場合は入会金が0円、月謝は2268円隣、年中コースと同じになります。

このように、ぷちドラゼミは小学校に入る前に身につけておきたい文字や数などの基礎を学び、単元によっては小学校で学ぶ単元の先取りにも取り組みます。

また、年少〜年中〜年長とコースが上がるにつれて内容が「あそび」から「学び」に徐々に変化していき、抵抗を感じることなく「学ぶ感覚」を身につけられるようになっています。

テキストのデザインも、お子様にとって馴染みのあるドラえもんのイラストが使われており、お子様が興味を持って自分から取り組めるような工夫がなされています。

2.ぷちドラゼミの評判

では、ぷちドラゼミの評判についてご紹介していきます。
ここでは良い評判と悪い評判を両方ともご紹介いたしますので、お子様の教材選びの参考にしてみてください。

1.良い評判

ドラえもんが登場するので飽きずに続けられる

先ほどご紹介したように、ぷちドラゼミのテキストにはドラえもんなどのキャラクターのイラストが使用されています。

未就学のお子様はなかなか遊びを中断して勉強するということを自発的に行うのが難しい年頃です。
自分からテキストに向かいたくなるような工夫、そして勉強をはじめたら飽きずに続けられるような工夫がなされている点が、未就学のお子様をお持ちの保護者の方から評価されているようです。

毎月の問題量がたくさん入っている

ぷちドラゼミの特徴のところでもご紹介しましたように、毎日2ページを目安とした教材に加えてサブテキストも届きます。
その月の教材があっという間に終わってしまって次の月の教材が届くまでにやることがなくなる、という事態になることが少ないようです。

料金が安い

ぷちドラゼミは入会金がかからず、毎月の費用もくもんやその他の通信教材と比べたら比較的安い方に分類されます。
一括払いにすると割引が適用されたり、一括払いにすることでもらえる付録などもあるため、お子様にとっても保護者の方にとっても良心的なシステムのようです。

2.悪い評判

自力で勉強を進めるのが難しい

ぷちドラゼミの問題は幼児向けということもありわかりやすさを重視して作られてはいるものの、やはり自力で新しい内容を勉強するのは難しくなってしまいます。
基本的には保護者の方が付き添ってお子様の勉強をサポートしてあげる必要がありそうです。

完全オリジナルのカリキュラム

ぷちドラゼミや小学生を対象としてドラゼミは、教科書に沿ったカリキュラム設定ではなく完全にオリジナルの内容となっています。
文字や数などの基礎は身につけられるものの、小学校でならう内容を先取りして学ぶにはあまり向いていません。

「小学校に入ってからもドラゼミを続けたい」という場合には、学校の学習に加えて全く違うカリキュラムの教材に取り組まなければならなくなるため、小学校に入る際に違う教材に切り替えるという方も多いそうです。

「ちえ」の問題が少々難しい

論理的思考力や推理力を鍛えるための問題が含まれている「ちえトレーニングブック」ですが、少々頭をひねって考える問題が多いため、難しいと感じて嫌になって飽きてしまうお子様もいらっしゃるようです。

未就学の時期のお子様は、難しいと感じてしまうと勉強が嫌いになってしまい見向きもしれくれなくなってしまう傾向があります。

3.どのようなお子様に向いているか

ぷちドラゼミはどのようなお子様に向いているのでしょうか。

ぷちドラゼミは、小学校入学前の基礎を中心に学ぶ教材になっていますが、小学校のカリキュラムに沿ったものではありません。
文字や数の読み書きを覚えたいお子様や、数の概念について理解深めたいお子様、そして言葉や簡単な知識を身につけたいお子様には向いているでしょう。

しかし、「小学校でならう単元をわかりやすく先回りして勉強し、苦手をなくしたい」という方にはあまり向いていないと思われます。
小学校に入る前に足し算や引き算だけでなく掛け算や割り算を身につけさせたい場合は、くもんや無学年制で進められる教材を選ぶと良いかもしれません。

4.まとめ

今回はぷちドラゼミについてご紹介しました。
ドラえもんのイラストを用いて未就学のお子様にとってや非常に親しみやすい内容になっており、文字や数字など小学校に入る前に身につけておきたい内容もわかりやすく学ぶことができます。

しかし、小学校に入ってからも続けやすいかと言われると必ずしもそうではないようです。
そのため、お子様にどのような学習をさせたいか、今後どのような方針で勉強していくのかをよく検討した上で教材選びをしてみてください。

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