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学研とくもんとチャレンジのどれがいいの?特徴について調べてみた!

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小学生向けの通信教材や学習塾など、最近は本当にいろいろな勉強方法がありますよね。

選択肢が多いとその分お子様にあった教材に出会える確率が上がることになりますが、選択肢が多すぎてどのように教材を選んだらいいのか難しくなってしまっているのも事実です。

そこで今回は、小学生向けの学習ツールとしてメジャーな「学研・くもん・チャレンジ」について、それぞれの特徴を比較しながらどのようなお子様に向いているのかをご紹介していきます。

1.はじめに


小学生のお子様をお持ちの保護者のみなさんの中には、「何か学校以外の勉強をさせたほうが良いのではないか」「どんな教室に通わせればいいんだろう」「みんなやってるけど、あの教材ってウチの子にあってるんだろうか」などなど、お子様の今後に関わってくるためお悩みの方も多いのではないでしょうか。

特にこれから何か塾や通信教材を始めようとしている方の多い低学年のお子様ですと、本人の得意や苦手も把握しにくく、余計に難しいかもしれません。

塾や学習教室と言ってもいろいろな種類があります。中学受験のための進学塾や個別し不動塾、学校とだいたい同じ範囲を扱ってくれる普通の塾など、選択肢が多すぎて迷ってしまうかもしれません。

また、教室に通うタイプ以外にも、自宅に届くテキストに取り組むタイプの通信教材もあります。

こちらは自宅で気軽に取り組めますが、教材の種類が多かったりすぐ飽きてしまい続けられないなど、こちらも教材選びにはなかなか苦労しますよね。

今回は、小学生向けの塾や教材として有名な「学研」「くもん」「チャレンジ」についてご紹介します。

それぞれの特徴や、どんなお子様にむているのかなど、教材選びの参考にしていただければと思います。

2.学研の特徴


では、まずはじめに学研の特徴についてご紹介します。

学研は、教室に通って先生に教えてもらうタイプの塾になります。
低学年の場合ですと、国語と算数を勉強するコースがあり、他にも希望すれば英語も勉強することができます。

高学年になると、理科や社会、プログラミングなど様々な科目が追加されるので、国語と算数以外にも様々な分野の勉強ができます。

料金は、学年にかかわらず入会金が5,400円かかります。
そして月謝は、たとえば二年生のお子様が国語と算数のコースを受講した場合、週に2回、1時間程度の学習で8,640円が必要になります。

学研の授業の特徴は、学習指導要領を軸に教材が作られているという点にあります。
塾の中には大きく分けて2つのタイプがあります。学校の進捗に合わせて学習を進めていくタイプと、どんどん先取り学習を進めていくタイプです。
学研は前者のような学校の進捗に合わせて学習を進めていくタイプに当たります。

教室についたらまずは宿題を提出し、受講している科目のプリントそれぞれ2枚ずつに取り組みます。できたら先生に丸付けをしてもらい、間違えたところはできるようになるまで繰り返し取り組みます。

3.くもんの特徴


次に、くもんの特徴についてご紹介します。

くもんも学研と同じように、教室に通い、そこで受講科目のプリント取り組みます。先生に丸付けをしてもらい、間違えた問題にはできるようになるまで繰り返し解き直します。

受講できる教科は、国語・算数(数学)・英語の3科目です。他にもドイツ語やフランス語などの講座もありますがここでは割愛させていただきます。

月謝は、小学生の場合、1科目あたり7,560円になります。教材費は月謝に含まれており、入会金はかかりません。

では次に、国語と算数の教材のそれぞれの特徴についてご紹介します。
国語の教材は、ひらがなやカタカナの読み書きから、基本的な読解問題まで幅広く学習できる教材になっています。
算数の教材は、ひたすら計算に特化した内容になっているのが特徴です。足し算引き算から始まり、分数や小数の計算まで、たくさんの練習問題をこなしながら計算力を磨いていきます。

4.チャレンジの特徴

チャレンジは、家庭向けの通信教材として有名ですね。昔使っていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

チャレンジには大きく分けて、テキストタイプの教材とタブレットタイプの教材の二種類があります。

テキストタイプ


テキストタイプは、馴染身のある方も多いかと思われますが、毎月紙のタイプのテキストや副教材、付録が届き、1ヶ月かけて取り組むものになります。チャレンジでは、「オリジナルスタイル」と呼ばれています。

小学校低学年の場合は、算数と国語を受講することができます。毎月届くメインテキストは、1日約15分程度で取り組めるようになっており、教科書に対応した内容を勉強します。
解法だけでなく、本質的な部分や考え方まで学ぶことができるため、基礎から応用まで幅広い力を身につけることができます。

そして月に一度の添削課題があります。赤ペン先生が添削してコメントを添えたものが返却されるため、お子様のやる気を引き出してくれる仕組みになっています。

そして年間で複数回、漢字や計算ポスター、計算カードなどの副教材が送られてくるため、机に向かうだけでなく手を動かしながら様々な方法で学力を伸ばすことができます。

料金ですが、入会金はかかりません。
毎月の月謝は、1年生のお子様ですと国語と算数と英語の三教科で2,705円になります(12ヶ月分一括払いの場合の1ヶ月あたりの受講料)。

チャレンジタッチ


チャレンジでは、オリジナルスタイル以外にタブレットを使用した「チャレンジタッチ」というものがあります。

学習の進め方はオリジナルスタイルとほとんど変わりません。毎月タブレットに配信される問題に取り組み、赤ペン先生の添削課題の代わりにタブレットがお子様の苦手を把握して自動で復習問題を出題してくれます。

さらに、計算や漢字の学習をしながら遊べるゲームもついているため、ゲーム感覚で楽しく勉強を進められるのが特徴です。

料金は、オリジナルスタイルと同じ2,705円です。タブレットは別途届きますが、半年以上続けた場合は無償になります。

5.通塾タイプと家庭学習タイプの違いについて

ではここで、通塾タイプと家庭学習タイプのメリットデメリットについてご紹介します。

~通塾タイプ~


通塾タイプのメリットはなんと言っても、先生が教えてくれるというところにあるかと思います。保護者の方ですとお子様が嫌がってしまったり、上手な教え方がわからなかったりします。
しかし、先生に指導してもらえることでお子様の力を効率よく伸ばしていけるというメリットがあります。

さらに、塾に行けばいやでも勉強せざるをえない環境になるので、学習習慣をつけやすくなります。
勉強が嫌いで自宅だとなかなか机に向かってくれないお子様でも、周りの子がみんな勉強している環境だと勉強してくれるケースも多くあります。

そのため、週に1、2回強制的に勉強しなければならない環境に身を置くことで、自然と学習習慣を身につけることができます。

しかし、通塾タイプのデメリットとして、送り迎えが必要な場合があったり、教室の雰囲気に馴染めないと勉強が嫌いになってしまうという場合があります。

塾がご自宅から近ければ一人で通うことができますが、遠かった場合はどうしても保護者の方も送り迎えが必要になるため、お仕事などでお忙しい方にとっては負担になってしまうかもしれません。

また、個別指導以外の塾ですと他のお子様と机を並べて勉強することになります。そのため、周りのお友達と馴染めなかったり他の人がいると落ち着かないお子様には負担が大きいかもしれません。

~家庭学習タイプ~


家庭学習タイプのメリットとして、まず1つ目にお子様の生活リズムに組み込みやすいという点があります。

通塾ですとどうしても夕方以降の決まった時間に通わなければなりませんが、家庭学習の場合は基本的にはどの時間に勉強しようが自由です。

朝の方が集中できるお子様は朝勉強することができますし、習い事が忙しくて夜遅くにならないと時間を作れないお子様は夜勉強することができます。

このように、お子様の好きなタイミングで勉強できるためお子様の生活に馴染みやすい時メリットがあります。

デメリットとしては、サボりやすいという点です。自分の好きなタイミングでできる分、強制力が働きにくくなるので飽きてしまってやらなくなってしまう場合があります。

6.最後に

今回は、学研・くもん・チャレンジについてご紹介しました。

教材選びの一番のポイントは、お子様にとって合うか合わないか、ということです。教材そのものがどんなによくても、実際にそれを使うお子様に合っていなければ十分な学習効果を得ることはできません。

そのため、お子様の今の実力はどの程度なのか、どのような学習スタイルがむているのかなどを保護者の方が見極めてあげるようにしてください。

体験授業や教材サンプルなどが用意されているものが多くあります。一度お子様に体験していただいて、そのご様子を見て決めていただくのが一番いいかと思われます。

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