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勉強時の集中力を保つには?

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「勉強中、子供がなかなか集中してくれない。」そんなお悩みを抱える保護者の方も多くいらっしゃるかと思います。
低学年であればなおさら、集中力を維持させるのが難しいですよね。

今回は、お子様が集中して勉強できるようにするコツをいくつがご紹介しようと思います。

1.はじめに

「学校から帰ってきた子供にまず宿題をやらせたい」、「勉強の時間は勉強に集中してほしい」など、お子様の集中力に関するお悩みを抱える保護者の方は多いと思われます。

学校の宿題以外にも、ご自宅で購入されたドリルや通信教材、あるいは塾の課題などをやってほしいのに、テレビを見てしまったりマンガにてが伸びてしまったり、、、。
なかなか思うように勉強してくれないお子様も多くいらっしゃいます。

お子様が集中して勉強してくれない理由として、「うちの子には集中力がないから」と考える保護者の方も多くいらっしゃいますが、では「集中力がない」のはなぜなのでしょうか?
その原因を掘り下げて考え、原因にあった対策をとってあげることでお子様の集中力をぐっと伸ばすことができます。

頭ごなしに「集中しなさい!」と叱るのではなく、お子様に合わせた対策をとってあげることでお子様も保護者の方も嫌な気持ちになることなく勉強に取り組むことができます。
無理やり勉強させるよりも、お子様が自発的に勉強に取り組んでくれる方が得られる学習う効果も大きく違ってきます

お子様が自分から楽しんで勉強できるよう、保護者の方が適切なサポートをしてあげられると良いですね。

2.どうして勉強に集中できないのか

そもそも、小学生くらいのお子様の集中力には限りがあります。

あくまで目安ですが、

  • 小学校低学年・・・15分
  • 小学校高学年・・・30分

と言われています。
大人からするとかなり短く感じますね。

個人差はありますが、小学生の集中力はそれほど長続きしません
お子様によっては上記の時間すら集中が続かない場合もあります。

集中力が続かない原因として、そもそも集中力の継続時間が短いということがありますが、それ以外にも勉強の環境など外的要因もいくつかあげることができます。

1.周りに興味を引くものがたくさんある

お子様が普段ご自宅で勉強されている環境に関するものです。
自宅のリビングや専用の勉強部屋など様々な勉強場所があるかと思います。

集中できるように静かな自分の部屋で勉強をしているご家庭、保護者の方の目が届くリビングで勉強しているというご家庭様々にいらっしゃいます。
自分の部屋やリビングそれぞれに勉強の場所としてのメリットがあります。
しかし、その勉強場所にお子様の目を引く誘因となるものがあるかもしれません。

例えば自分の部屋で勉強をしている場合。
本棚にある本や、壁に貼ってあるポスター、おもちゃや写真など、お子様の部屋にはお子様の目をそらしてしまう様々な誘惑がたくさんあります。

リビングで勉強している場合も同様です。
その辺に置いてある新聞やソファ、キッチンのお菓子やジュースなど、ふと目を向けたくなってしまうものがたくさんあります。
テレビも、たとえつけていなくてもテレビがあるだけで見たくなってしまうことがよくあります。

このように、勉強する環境に様々な誘惑があると、そちらに目がいってしまいなかなか集中できなくなってしまうことがあります。

2.教材の内容がお子様に合っていない

集中力が続かない他の原因として教材の内容がお子様に合っていない、というものが考えられます。

例えば今取り組んでいる問題がお子様にとって簡単すぎる場合、簡単すぎて飽きてしまうことがあります。

自宅でお子様に計算ドリルをやらせているご家庭も多いかと思います。
計算問題を反復して解くことは計算力をつける上ではとても大切な勉強法です。

しかし、計算をすでにバッチリ身につけているお子様にとっては計算の反復演習はただの「作業」になってしまいます。
そうすると、問題を解くことに飽きてしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。

逆に、今取り組んでいる問題が難しすぎてもお子様の集中を切らしてしまいます。
今のレベルよりも少し難しい問題を解くことは、お子様の学力を伸ばす上で必要な勉強法になります。
しかし、お子様のレベルよりもはるか上の難易度の問題に取り組んでしまうと、お子様が考えることを諦めてしまい勉強に身が入らなくなってしまいます

「頑張って考えれば答えが出る!」と思えるレベルの問題をやらせてあげるのが良いでしょう。

3.お子様の力をはるかに超える勉強をさせている


先ほど、小学生のお子様の集中力が15分~30分程度であることをご紹介しました。
その時間をはるかに超える時間の勉強を保護者の方がやらせてしまっている場合も、集中量が続かない原因となります。

今よりも集中力を伸ばすためには今の限界より長い時間勉強させる必要があります。
しかし、あまりにも度を超えた勉強時間を要求してしまうと勉強が嫌になってしまう原因になります。

3.効果的な対策法

では、お子様の集中力を上げるために効果的な対策についてご紹介しようと思います。

1.勉強専用の空間を作る

先ほど、勉強する環境にお子様の目を引いてしまうものがあると集中できなくなってしまうという原因をご紹介しました。
この原因に効果的な対策として、勉強道具以外何もない空間を作ってあげるというものがあります。

例えばお子様の机の周りには本棚やおもちゃの収納などは何も置かず、勉強机に向かった際に視界には何も入らないようにしてあげると良いでしょう。

あるいは、勉強専用の空間を別に作ってあげるのも効果的でしょう。
例えばリビングやお子様のお部屋以外に静かであまりものが置いていない場所を選んで机を置いてあげるなど、勉強のためだけの場所を設けてあげることで集中して勉強することができるかと思われます。

ここで1点注意したいのが、勉強道具以外何もなく完全に静かな環境だとかえって落ち着かなくなってしまい集中できなくなってしまうお子様もいらっしゃるということです。
ご自身のお子様がどのような環境での勉強に向いているのか保護者の方が見極めてあげるようにしましょう。

2.お子様のレベルにあった教材を選ぶ

先ほど、お子様にとって簡単すぎたる難しすぎる教材を解かせると集中できなくなってしまうという原因をご紹介しました。
その対策として、お子様のレベルにあった問題を選んであげるようにしましょう。

お子様の現在のレベルを正確に把握して教材を選んであげるのはなかなか難しいかもしれませんが、学校の成績を参考にして選んであげると良いでしょう。
例えば学校の勉強がそれなりにできている場合は、先取りの勉強ができる教材を選んであげたり、学校の勉強がまだ少し心もとない場合には教科書準拠のものを選んであげるようにしましょう。

また、お子様の勉強内容に緩急をつけてあげるのも効果的です。
例えば一週間のうち4日は先取り学習をし、2日間は復習に充て、残り1日をおやすみにすることで毎日の勉強に変化が生まれるため、飽きずに続けられるようになります。

3.勉強の時間を小分けにする

「集中できる時間は短いけれど、たくさん勉強してほしい・・」そのような場合は、1日の勉強時間を分散させるのも良いかもしれません。

例えば1日1時間勉強させたい場合には、無理に1時間まとめて勉強するのではなく、朝30分、夜30分など勉強の時間を分散させましょう。
短い時間の方が集中して勉強しやすいですし、1日のトータルで見れば長い時間勉強させることもできます。

このように、勉強時間を小分けにして分散させてみるのも良いでしょう。

おやつの時間を挟むのも効果的です。

4.まとめ

このように一口に「集中力が続かない」と言っても原因は様々なものがあり、原因やお子様の特性を見極めてあげることで効果的に対策をすることができます。

集中して取り組みやすい教材の例としていくつかあげるとすると、各社が出しているタブレット教材などが良いかもしれません。
タブレット教材はゲーム感覚で勉強できるため、比較的集中して取り組みやすいと言われています。

例えば、チャレンジタッチやRISU算数など、タブレット教材には様々な種類のものがあります。
先取りや復習が自由にできるか、解説がしっかりしているかなど、教材の中身をしっかりと見極めて教材を選んであげられると良いですね。

理想としては、いつどんな環境でも集中して勉強してくれることなのですが、未就学児の段階ではなかなか難しいですね。
まずは、お子様が集中しやすい環境づくりからはじめていきましょう。そして、慣れてきたら徐々に勉強時間を伸ばして、集中力が続く時間を長くしていきましょう。

お子様にあった勉強方法や環境を見つけられると良いですね。

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