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作文に特化した通信教材 ブンブンどりむは低学年から始めたほうがいいの?

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ブンブンどりむという作文教材をご存知でしょうか。

お家で作文指導を受けられる通信教材で、国語が苦手なお子様から受験を視野に入れたお子様まで、様々な方から人気を集めています。
そんなぶんぶんどりむ、実際にはどんな力が身につくのでしょうか。

低学年から始めようとお考えの方の参考になれば幸いです。

1.ブンブンどりむってなに?


小学生向けの作文の通信講座です。

特徴としては、毎月二回ほど作文を提出し、添削指導を受けることがあげられます。
他にも自宅で取り組む教材として以下のものがついてきます。

メイン教材

お家で日々取り組むもので、以下の4つの分野から構成されています。

書き方ランド
書く力の基礎を養います。
主述の対応など基礎的なことから始まり、段階をふんで練習を積み重ねることで、最終的に長い文章を書く力をみにつけていきます。

こころランド
読む力・発想力を養います。
ここでは、古今の名文を声に出して読む練習をするとともに、名文の表現力を真似ながら言葉を作る取り組みを行います。

あたまランド
読み取る力を養います。
「だれがでてきたのかな」「どんなばめんかな」など、の疑問をお子様になげかけます。

物知りランド
コミュニケーション能力を養います。
前期では、自分の思いや考えを言葉にして他者に伝えるなどの一方向の活動を行います。後期では、それらをふまえ、双方向の活動へと発展させるランドです。

絵本

読み聞かせによって語彙力を育むことを狙っています

国語力ステップアップドリル(副教材)

漢字や平仮名など、語彙力など、書くことのベースになる力をつくるためのものです。国語が苦手なお子さんでも作文に取り組めるようになります。

問題解決力ドリル

算数や家庭科など、他の分野の課題を発見し、課題解決のために必要な情報を読み取ったり論理的に表現したりする力を身に着けます。

2.ぶんぶんドリムで何が身につくの?


じっさいにぶんぶんドリムを低学年から履修した場合、
こなす中でどのような力が身につくのでしょうか。

作文力

まずは教材の狙い通り、作文力が身につきます。
徐々にステップアップしていく教材のため、

  • 主述の対応が整った文を書く
  • ”起承転結”といった型にそって文章をかく
  • 効果音や会話などを効果的にもりこむ

といったちからが無理なくやしなわれていきます。

また、作文そのものに慣れるられるのも大きなメリットの1つです。

受講当時、作文が苦手でなかなか書き始められなかったお子様もすらすらと抵抗なく書けるようになります。

読解力

書く力と読み取る力は表裏一体です。自分が論理的な文章を書くことができれば、論理的な文章を読み取ることも容易になります。

この読解力は他の分野での文章題などにも役立ちます。
例えば算数を考えてみましょう。

算数において、計算は得意でも、何が問われているのかを読み取れないがために正しい答えを導き出せない子が多くいます。
とてももったいないですね。

ここに読解力がみにつくと、問われていることを正確に把握できるため、持ち前の計算力を生かして問題を解ききることができるようになります。

論理性

ブンブンどりむでは、

  • 他者の主張を汲み取る
  • 自分の主張を相手に伝わるように構成する

ということを練習していきます。

そのなかで、
「この文章が主張したいことは何か」「その根拠として何を上げているか」
などを検討することになります。

すると”結論→理由”、”大枠→詳細” といった論理展開を身につけられるようになります。

昨今の中学/高校/大学受験では、単純な知識を問う問題は減りつつあります。
かわりに、問いを読み取り、思考し、それを伝わりやすいように表現する力が問われます。

本格的な受験期のまえに、低学年のうちからそのような力の素地を養えるのはぶんぶんドリムの魅力の1つです。

3.ぶんぶんどりむでは身につかないこと

  • 他教科の知識

ブンブンどりむで養われる作文力読解力論理力は他分野のベースになります。
ただ、やはりそれだけでは小学校の勉強は不十分です。

  • 社会や理科などの暗記科目の知識
  • 算数の計算ルール

など、覚えなくてはいけないことはほかの教材で補完してあげる必要があります。

4.ブンブンどりむの口コミ

料金について

  • 作文に特化したテキストで、ボリュームと添削2回の内容に対し、金額が高いように感じる
  • 塾に比べると安価ですが、通信教育にするとやや高めなのではないかと思う
  • 月に2回の添削で高めではある。ただ、内容がとても良いので続けたかった
  • それなりに高いが時間の調整がしやすいなどメリットが多く妥当だと思った
  • 適切な価格だと思います。作文力は学校でも塾でもなかなか教えてくれないので、丁寧に添削してくれてこの価格なら安いです。
  • 文章添削だけなのに割高なので、最終継続に至らなかった。もし低額に価格改定するなら、またはじめてみていいかな、という気持ちはある。

→Point
ぶんぶんドリムの料金は月額4860円となっております。

これは他の有名な教材が
チャレンジタッチ  2705円 (※小学校1年生コース 国語 算数 英語)
Z会        4500円  (’※小学校1年生コース スタンダードコース)
であるのと比較すると安価とはいえないかもしれません。

ブンブンどりむが作文に特化した教材であり、他の勉強もしなくてはならないとなればなおさらです。
ただ、作文の添削指導にかかる手間を考えると妥当な料金設定なのではないかという声も見受けられました。

教材内容について

  • 作文を書くということに特化している点が気に入っている。成果については、今検証中なので、善し悪し不明。毎月、テキスト、問題で練習→2回の添削答案添削後の学習が皆無なので成果が不明。
  • 利用していた時期はあまり長くなかったので正直効果がどれほどあったかはわからないです。でも、入試に向けて良い練習にはなったと思います
  • 提出課題を書くために、予備で書くので、なにかを「書く」ということに対して抵抗感がなくなった。
  • もっとアドバイスがほしかった。ほめるだけでなく、よい方向に導いてほしかった
  • カリキュラム1日10分程度なので子どもも無理なく続けられています。「ほめて伸ばす」基本方針なようでわが子に合っています。教材カラフルで漫画もはいっているため、楽しみながら取り組んでいます。作文を教える教材は少ないですが、ブンブンどりむに出会えてよかったです。
  • それぞれの学年に求められる理解度に合わせて、指導内容が調整されていると思います。 3年生では自分が住んでいるところや、自分が好きなものについて説明するような文章を書いていましたが、6年生では表・グラフから自分で情報を読み取って文章にまとめる問題に取り組んでいます。「文章を読み、内容を理解する」までは学校でも教えてくれると思いますが、「書かれている内容について自分なりの考えを持ち、それを文章で表現する」というレベルまで押し上げてくれたのがブンブンどりむだと思います。

→Point
ぶんぶんドリムは”楽しく続ける”ということに重点を置いた教材です。
なぜなら、作文力は一朝一夕のつめこみでは身につかないため、自ら進んで毎日取り組んで貰う必要があるからです。

結果、教材の特徴として

  • 褒める添削
  • 無理のないレベル
  • 無理のない学習時間

といったことが上げられます。

”無理のないレベル”や”無理のない学習時間”についてはおおむね肯定的な口コミが多かったのですが、
”褒める添削”については賛否両論がみうけられました。
褒められて嬉しそうなお子さんもいるという一方で、もっと指導的な添削をしてほしいという方もいるようです。

短期の継続では効果があらわれにくので、じっくり継続する必要もありそうです。

5.まとめ

ぶんぶんどりむで養われる作文力、論理的思考力、読解力は他の教科の礎になります。
作文が苦手なお子様も、ゆくゆくは受験をお考えのお子様にとっても得るところは大きいでしょう。

料金に納得ができるか、教材の特徴がお子様にあっているかを考えた上で履修するかどうか決めましょう。

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