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乳幼児の教育はどんな教材がいいの?調べてみました!

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最近は乳幼児期から教育に取り組むご家庭も増えていますよね。

お友達のご家庭の話を聞く人も多いのではないでしょうか。

一口に乳幼児への教育といっても様々な教材があります。今回はその一部を紹介していきたいと思います。

1.幼児教育とは


ブリタニカ国際大百科事典には、幼児教育について、以下のようにあります。

幼児期は身体運動の充実期であり,基本的生活習慣の自立するときでもあり,人格形成の基盤をつくる重要な時期である。

したがってその教育にあたっては,知的教育に偏することなく,生活全般を通じてその発達を助長するために,好ましい経験を与えるとともに,よい文化財や教材を与えることを考えるべきである。

幼児教育の場はまず家庭であるから,両親による教育を充実する必要がある。

3~4歳以後は,同一年齢の友人との接触の機会を与え,徐々に集団生活を経験させることが望ましい。
幼児教育施設には,幼稚園のほかに,家庭での保育に欠ける幼児を保育,教育する目的をもった保育所がある。

つまり、幼児教育の場合、小学校以降の「勉強」や「テスト」といった知識教育だけでなく、身体と精神両方を、生活やさまざまな体験の中で育てていく必要があるということです。

広い範囲の学習や経験を積むために有効なのが、保育所や幼稚園、家庭でのおでかけや、時には教材を使った体験となってくるのです。

2.幼児期は右脳が発達する


また、知識教育においても、幼児期から取り組んだほうがいいという根拠があります。
それは、幼児期は右脳の発達において重要な時期であり、その時期に適切な刺激を与えることが効果的とされているからです。

脳科学においては、低月齢であるほど脳の能力は高く、幼児期よりも胎児や新生児・乳児の頃に知的刺激をたくさん与える方が良いと言われています。

特に3歳児までは、論理力や思考力をつかさどる左脳よりも、瞬間的な記憶力や感性への適正が強い右脳のほうがよく働きます。

それによって、記憶力の向上、得意分野の向上が見込めます。
幼児教育の方向性は様々です。暗記、英語、芸術、運動など多様な分野の早期教育があり、俗に言う天才と呼ばれるような子どもに出る確率があがるとされています。

そこまではいかなくても我が子の将来の選択肢が増え、社会で活躍できる大人になるように、と早期教育を受けさせることも多いです。

この考え方は、脳科学だけでなく心理学(特に発達心理学や児童心理学)の研究結果の影響も強く、研究の進歩とともに新しい実践方法が開発されています。

3.小学校受験に活きる


幼児期の教育には、小学校受験を見据えたものもあります。
小学校受験というと、難しいことをしなくてはいけないのではないか、もしくはそんなに早くから受験競争に我が子を晒したくない、とお思いの方もいらっしゃるのかもしれません。

しかし、小学校受験は中学校以降の受験とは内容が大きく異なり、また異なるメリットもあります。
小学校受験の試験は、ペーパーテストで暗記の結果が問われる中学受験とは形式が異なり、面接をする学校が大半です。

親子同時や親のみの面接が組み込まれている学校が多くなっています。
それにより、小学校受験をした場合、同級生の家庭は、子どもの教育に関心が高い家庭の子どもに同級生が絞られてきますし、親の知性や振る舞いもある程度保証されるといえます。

中学校以降の受験は子ども本人の力や今までの努力の蓄積が試されますが、小学校受験は親子で臨むものなのです。その点が以降の受験とは違ってきます。

また、ペーパーテストもまだ読み・書きを習っていない幼児が対象なので、図や絵が描かれた問題で、口頭または録音で問題が出されるので、早くからものすごく詰め込み学習や先取り学習をしなければならないわけではありません。

ペーパーテストで社会的常識についての問題が出されたり、面接では季節ごとのお出かけについて聞かれたりするので、小学校受験の対策をすることは、ただ単に知識を覚えるのではなく、家族で思い出を作ったり、人としての成長を促すことにも繋がると考えられます。

もちろん、中学校受験と同じメリットもあります。

エスカレーターの学校に入れば、以降の受験をせずに進学できることや、長期的なカリキュラムで系統的に勉強できること、受験で中断せず部活動などに集中できることなどもメリットにあげられます。

4.教材一覧


それでは、乳幼児期向けの代表的な教材をいくつか紹介していきたいと思います。

1.こどもちゃれんじベビー


こどもちゃれんじベビーとは、その名の通り赤ちゃんの時期に使用できる知育教材になります。生後3ヶ月から利用することができ、1歳までの学習をサポートしてくれるものです。2歳になる年度からは、「こどもちゃれんじぷち」に移行します。

お子様の月齢に合わせて毎月教材が届きます。教材の中身は、「エデュトイ(知育玩具)」「絵本」「保護者向け育児情報雑誌」の三点が入っています。
受講料は、1ヶ月あたり2,036円になります。

2.すまいるぜみ


すまいるぜみは、専用のタブレットを使用するタブレット学習の通信教材です。

年中・年長から対応しています。ゲームのように楽しく直感的な理解ができることや、その後小学校に上がってもそのまま勉強できるなどのメリットがあります。

すまいるぜみでは、ひらがな・カタカナ・ことば・ちえ・えいご・かず・とけい・せいかつなどの全10分野を学ぶことができます。就学前の勉強といった色が強いです。

スマイルゼミの場合、専用タブレット代がまず9980円かかります。

その後の受講料は1ヵ月あたり3600円となっています。
詳しくは、専用サイトでシミュレーションしてみることができます。
https://smile-zemi.jp/shogaku/apply/price.html

3.こぐま会


こぐま会は、都内の恵比寿・大森・吉祥寺に教室があり幼稚園受験や小学校受験に大きな特徴を持ちます。
オリジナルの教材や知育玩具を多数開発しており、公式のネットショップや全国の書店で取り扱っています。

幼小一貫教育の理念にもとづいて、2才児から小学3年生までの幼児・児童を対象に、それぞれの年齢にふさわしい基礎教育のあり方を追究しており、知識の教育よりも、事物に対する子どもの主体的なはたらきを重視しているため、幼児教育にぴったりです。
小学校受験をしない方でも、いくつか教材を買って取り組んでみるのもおすすめです。

身体全体を使って関わる「具体物」、机の上で一人一人が操作するための「教具・カード教材」、最後に理解の定着を確認し、応用問題としても取り組む「ペーパー教材」など段階ごとにさまざまな教材を取り扱っています。
http://www.kogumanet.com/(公式ネットショップ)

4.福音館書店こどものとも・かがくのとも


「ぐりとぐら」「魔女の宅急便」「エルマーの冒険」などの児童書を刊行したことで知られる福音館書店が月に1冊、年12冊の絵本を届けてくれるシステムです。
年間購読で5040円、1ヵ月あたり420円という破格の値段で、絵本が自動的に届きます。

こどものともでは、『読むには文章が少し長い作品もお届けします。文字が読める子どもたちも増えてきますが、あえて「自分で読む」ではなくお母さんやお父さん、身近な大人に読んでもらって楽しむことを大切にした絵本をお届けします。』

また、「かがくのとも」のでは『子どもたちの身の回りのことすべてが「かがくのとも」のテーマ。身近な植物、動物、モノ、現象を、事実の羅列ではなくストーリー性を大切にして、子どもたちに伝えます。自然、人間と生活、遊びの3つの視点から、子どもたちの発見の喜びや驚きを応援します。』とあります。

読書は文章力が就学後の国語の対策になるだけでなく、読解力として、算数の文章題の内容を把握したり、英会話において文脈や内容を読み取ったりする重要な力にもなります。

年齢や性別、国や時代を超え、自分と違う立場や見方の物語に触れることにより、想像力は育ち、コミュニケーションや人との接し方が柔軟になったり、集団生活への抵抗が薄れたりもします。

乳幼児期は親も忙しく、なかなか外におでかけをしたり、ひとつひとつ絵本を選ぶんだりということが難しい時期です。
とても良心的な値段で、本屋さんが選んだ絵本を送ってもらえる、とてもいいサービスだと思います。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

乳幼児期の教育には、さまざまな方向性がありますが、それぞれ代表的な教材を紹介しました。
ぜひご家庭で取り入れてみてくださいね。

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