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中学受験の塾選びはいつから始めればいい?ポイントを解説!

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みなさんこんにちは!中学受験の塾選びって難しいですよね。でも考えすぎていると周りのお子様よりも学習が遅れてしまい差が開いてしまうなんてことも、、、そこで今日は中学受験を考えているお子様がいつから塾に通い始めるかなどについてまとめてみました!お子様を第一志望に合格させてあげるために学習塾に通わせるタイミングのヒントにして頂ければ幸いです!

1.早ければ早いほどいい?


お子様に中学受験をさせることを考えた場合、保護者の方の多くは「いつから受験勉強の準備をするべきなのか」とお悩みになるのではないでしょうか。
そして、早い時期から始めれば有利だ、と考える方も多くいらっしゃいます。

もちろん完全に間違っているというわけではないのですが、基礎学力を身に付けるのにはいくつかの段階が存在します。
基礎学力を鍛える時期に詰め込み学習をしてしまうと、「このような手順で作業すれば◯がもらえる。◯がもらえればお父さん、お母さんから褒められる」と、「暗記型」の勉強しかできず、公式にあてはめることは得意でも、自分で考えることができなくなってしまうのです。
受験に有利だと考えて先取り学習をさせた結果、雑な思考回路を持つようになってしまうと本末転倒です。

中学受験のための勉強をするのは、知的好奇心をじゅうぶんに養ってからでも遅くはありません。
むしろ早い時期に受験勉強の先取りをさせたことによって、その後の受験勉強がうまくいかなくなる可能性が大きいのです。

お子様に少しでも楽をさせたいという親心は分かるのですが、早すぎる受験の準備はマイナスにしかなりません。
小学校1年生、2年生くらいまでは、お子様が学びたいように学ばせてあげる時間をとることが大切です。
お子様の学習能力は大人が思っている以上に高いので、興味があることを学ぶ手助けしてあげてほしいのです。

2.では最適な入塾のタイミングとは?


とある塾講師の方によると、中学受験に備えて進学塾に入塾するのは、小3の2月がいいようです。
一般的に、中学受験の進学塾では2月に新年度が始まります。
塾での新小学4年生は、学校で小学3年生の2月に始まるのです。

ではなぜ新小学4年生から入塾するのがよいのでしょう。
それは、塾のカリキュラムは4年生~6年生の3年間で、中学受験に必要な学習をすべて網羅し、受験対策の実戦的学習まですべて行うようにできているからです。
塾の新4年生で塾に入るためには、それまでに「読み・書き・計算」の勉強を重点的に行っていると良よいでしょう。
小1~小3までの間は基礎学力を繰り返し学ばせることが重要です。

お子様の集中力は短いと割り切り、毎日30分程度に収めて「学校の宿題以外の勉強」に取り組ませるのです。
「読み・書き・計算」をそれぞれ10分程度ずつ学習させますが、あとは反復練習です。
「読み」「書き」は、音読(後に黙読へ)や漢字の書き取り練習、これに「計算」も加えて30分。
この継続が大切です。

新4年生で塾に入ってスムースに受験勉強を乗り切っていくためには、小学校での1学年上くらいの漢字や計算を身に着けておくことが大切です。
この「読み「書き」「計算」の反復練習に親が一緒に付き合ってあげると長続きします。
勉強は嫌なことではなく、お父さん、お母さんと毎日一定時間取り組むものなんだ、という習慣をお子様の中に作ってあげるのです。

一度習慣を作ることができれば、お子様にとって勉強は苦ではなくなるでしょう。
ここまでの準備を小3までに整えることができたら、入塾テストで上位クラスに入れる可能性が高くなります。
基礎学習の習慣がしっかりできているので、テストもそんなに難しく感じないでしょう。

分からないことは学ぶ姿勢もできているので、テストを受けた後もそれが次の勉強につながっていきます。
お子様の中学受験の準備は早ければ早いほどいいものではありません。

基礎学習はいくつかの段階を経てついていきますが、大切なのはお子様が学ぶことで知的好奇心が満たされ、それが次の学習への意欲につながっていくということです。
読み・書き・計算を小3までにお父さん、お母さんと習慣化しながら、「新しいことを学ぶのは楽しい」ということを経験したお子様が、中学受験でもその後の学びでも、大きく成果を出します。

ぜひ、学ぶ楽しさを小学校低学年までにお子様にたくさん経験させてあげてください。
お子様が成長された後の大きな財産になるかと思います。

 

3.中学受験をする上で保護者の方に気をつけて欲しいこと

中学受験をする場合、「この学校に行きたい」という明確な目標を持たせることが重要なポイントになってきます。
お子様に目標を持たせるためには、実際に学校説明会に参加し、「この学校に通いたい」という気持ちにさせなくてはいけません。
親が調べたものをお子様に伝え、興味や関心を持つように働きかけていきます。

言葉でイメージを持たせた後に、説明会に参加し、意欲をもたせてあげるのです。
この意欲が受験勉強をする際の励みになりますし、モチベーションを保つ秘訣になります。
模試を受けて結果が思わしくない場合は、受験する学校の近くまで行き、モチベーションを回復させてあげるなどの工夫も必要になってきます。

また、中学受験をする場合は、小学校高学年になると塾の帰宅も遅くなり、休日も模試や特別授業があります。
塾の懇談会への参加、送迎やお弁当作りも必要です。

お子様の栄養管理をはじめ、家庭でも宿題や勉強をする時、横についてあげたり、時には息抜きをさせてあげることも大切な親の役割です。
お子様の中学受験の合否は、親の支援が大きく影響してきます。
保護者の方も一緒に目標に向かって伴走することも含めて考えましょう。

お子様がテストで思うように結果が出ず、勉強が嫌になってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは保護者の方が寄り添って、頭ごなしにしかるのではなく努力の部分をしっかりと認めてあげて、その上でポジティブに先に進めるように励ましてあげることが大切です。

間違っても勉強が足りなかったのではないかなどとしかりつけてはいけません。
それは塾講師の方の仕事であり、保護者の方がそれをしてしまうとお子様に逃げ場がなくなってしまいます。
そのまま勉強が嫌いになってしまい、第一志望どころではなく中学受験自体をあきらめざるを得なくなってしまうかもしれません。

お子様によって、興味や関心が違うため、親がサポートしながら少しずつ受験モードに導いていきます。
しかし、お子様だけががんばるのではなく、保護者の方も一緒にがんばるという姿勢を見せることも重要です。
受験モードになるまでは、保護者の方が主導になって情報を集め、お子様のスイッチが入ったらサポートに回る。
そして二人三脚で受験を乗り切ることを家族で確認するのです。

1人ではないということが分かると、お子様も安心するのではないでしょうか。

4.まとめ

お子様が自ら「中学受験をしたい」と思うことはなかなかないでしょう。
お子様のやる気を引き出し、ベストなタイミングから受験勉強をスタートできるように、事前準備や情報収集が必要不可欠になってくるのです。
中学受験を考えているなら、低学年のうちからこのような取り組みをするようにしましょう。

受験勉強自体をはじめるのは急がなくていいですが、受験勉強に速やかに入れるようにするための準備は早いほうがいいです。
習慣作りや勉強に関する親子のコミュニケーションなどなどやることは色々とあるので、ゆくゆくは中学受験をさせたいかも、、、とお考えの小さいお子様をお持ちの保護者の方は、まず勉強から離れた部分の準備を始めると、後々有利に働いてくれると思われます。

 

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