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タブレット学習のメリット・デメリットとは?

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最近話題のタブレット学習ですがほんとに効果はあるのでしょうか?
私が子どものときは紙とペンで必死に何度も問題を解くことで勉強をしていたこともあり、タブレット学習に少し不安を持っています。
そのため、今回はタブレット学習のメリットデメリットについて調べてみたので紹介していきたいと思います。

1.タブレット学習とは?


まず、一般的なタブレットについて説明します。
タブレット学習とは、自宅のタブレットもしくは専用のタブレットを用いて自宅学習を行うことです。

代表なものとして挙げられるのは、スマイルゼミ、チャレンジタッチ、RISU算数、学研などがあります。
また、同じタブレット教材でも学習の内容は異なってきます。
5教科全てに対応しているものや、特定の科目のみに対応しているものまであります。

さらに、学習の難易度も学校の復習を重点的に行うものもあれば、受験を視野に入れながら先取りをするものもあります。
そのため、集団塾などと異なり、自分のお子さんに最適なペースで勉強できると思います。

2.タブレット学習のメリット

1.採点がすぐに行われる

親御さんにとってお子さんの解いた問題の採点はそれなりに負担になります。
そのため、お子さんが問題を解いた直後に採点をするのは困難だと思われます。

しかし、お子さんにとっては問題を解いてしばらくした後に間違いを指摘されてもなかなか頭に入りません。
さらに、間違えた理由がケアレスミスなのか、それとも根本的に内容がわかっていないのかもわかりにくくなります。

そのため、勉強の効率が悪くなり、お子さんのモチベーションも下がってしまいます。
しかし、タブレット学習の場合、お子さんが問題を解いた直後に採点がされるため、自分が間違えた理由をしっかりと解明することができます。

さらに、間違えた問題までをその日の内に解き直す習慣もつくのでお子さんの勉強効率も上がります。親御さんの手間も省け、お子さんの勉強効率も上がり、一石二鳥となります。

2.子どもが自発的に勉強をする

タブレット学習の場合、タブレットをつけるだけで勉強をすることができます。
そのため、時間をするまでの手順が非常に簡単です。

また、自宅以外の場所でも勉強ができるのでスキマ時間をうまく活用することができます。
さらに、タブレット学習は塾などと違い、毎週決められた時間に勉強するわけではありません。
つまり、自分で勉強のスケジュールを組む必要があります
。そのため、塾などの受身の体勢で勉強をするのとは異なり、お子さんが自発的に勉強をするため、効率も上がります。

3.タブレット学習のデメリット

1.科目によって効果が半減する

タブレット教材はタブレット上で答えを解答するので紙媒体の勉強に比べて文字を書く機会が減ってしまいます。
算数などの場合は何度も同じ数字を書く手間を省くことができるのでメリットになります。

しかし、国語の漢字や英語の単語などは繰り返し書くことで覚えることができます。
そのため、文字を書く機会が減ることによって漢字や英単語は覚えにくくなってしまうと考えられます。

また、理科や社会の一問一答形式の問題でも選択形式での問題に慣れていると、テストのときに自分で解答ができなくなってしまう恐れがあります。
選択式の問題だと点数が良いけど、記述形式になると点数が取れないお子さんは、自分で答えを書く癖をつける勉強方法に切り替えることをオススメします。

2.飽きてしまう恐れがある

ゲーム感覚で楽しく勉強できるというのがタブレット学習の大きな魅力です。
しかし、ゲーム感覚でできる場合でも、飽きっぽいお子さんの場合、勉強が長く続くとは限りません。

これはタブレット教材に限った話ではありませんが、タブレット教材の場合、勉強以外の機能がついているため、お子さんが勉強から脱線しやすくなっています。
タブレット教材の中には勉強専用のタブレットを用いることによって、お子さんが勉強以外のゲームをできない環境をつくっているものもあります。

その場合は、タブレットで他のゲームをする恐れがないので安心です。
飽きっぽいお子さんの場合、専用タブレットなどを用いるなどしてお子さんが勉強から脱線しにくい環境を作る必要があると思われます。

3.目が悪くなる恐れがある

タブレット教材の場合、お子さんは画面に集中してしまうため、お子さんの目が悪くならないかと不安になる方もいると思います。

成長期のお子さんにとって、タブレットから発生するブルーライトにより、網膜や角膜へのダメージが与えられ、お子さんの目に悪影響を与えてしまいます。
しかしながら、短時間だけならそれほど大きな影響はありません。

むしろ、スマートフォンのような小さい画面を見続ける方が目にはより大きな影響を与えます。
タブレットでも気になって仕方がないという方は、ブルーライトをカットする液晶フィルムや、メガネが手ごろな価格で入手できるので、試してみるとよいと思います。

また、1回あたりの勉強時間を上限を決めるのも1つの解決策だと思います。
お子さんが真剣に勉強をしている際に、「勉強をやめなさい」というのはなかなか、言い辛いと思います。

そのため、「勉強を頑張っているから少し休憩しておやつを食べる?」などと、お子さんが勉強をしていることを褒めつつ、休憩をするように促してあげてください。
お子さんも親御さんに褒められるとモチベーションも上がるため、さらに勉強に対して意欲的に取り組むと思われます。

4.まとめ


今回はタブレット教材のメリットデメリットについて記事を書きました。
結論から言うとタブレット教材はレベルの高い勉強を目指す人向けの教材というより、勉強に苦手な意識を持ってる人、親御さんがお子さんの採点をする時間がない人などに適した教材だと思います。

また、お子さんの年齢で言うと未就学児から小学校低学年に適していると思われます。
この年齢のお子さんは勉強に対する苦手意識がまだついていないことが多いです。

そのため、タブレット教材を用いて勉強を楽しいものだと認識させてください。
特に、未就学児の間に勉強が楽しいと思えると小学校に入学した後に大きなアドバンテージになります。

しかし、お子さんに無理に勉強を強制させてしまっては効果はありません。
タブレット教材がゲーム感覚でできるといってもお子さんみんなに当てはまるわけではありません。
自分のお子さんにタブレット教材が合わないと思った場合は、お子さんが勉強嫌いになる前に他の教材を使ってください。

今の時代、教材はたくさん種類があります。
その中からお子さんが勉強をするうえで最適な教材を選ぶことが親御さんの仕事です。
お子さんが勉強好きになるように親御さんもできるだけ協力してあげてください。

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