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スマイルゼミの金額は安い?高い?小学1年生の場合で比べてみた

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近年人気を増してきたタブレット教材。

その中でも特に有名な、最近CMでおなじみのスマイルゼミですが、気になるお値段は月額換算でおよそ3812円となっています。

他の学習法やタブレット教材と比べて、この金額は安いのか、高いのか。ただ単に額面を比べるだけでなく、費用対効果を考えながら検討していきます。

1.スマイルゼミの月額っていくら?

話をわかりやすくするために、小学1年生がはじめてのタブレット教材として1年間使用するものと設定します。

スマイルゼミの場合、標準クラスの受講を選び、支払い方法は12カ月分一括払いを選択するとするなら、ひと月あたりの会費は2980円となります。

また会費以外にかかる費用として、タブレットの端末代金があります。スマイルゼミの専用端末は9980円となっていますので、これを単純に12カ月で割ると、ひと月あたり約832円となります。

つまり2980+832=3812円が、ひと月あたりに実質かかる金額です。

もちろん、知りたいのは値段だけではありません。その値段でどれだけの価値を得られるかです。

1年生標準クラスでは、国語・算数・英語の3教科が学べます。1教科だいたい1300円のイメージです。

2.学習塾にかかる費用

学習塾の値段設定は、資料請求や教室見学をしなければ正確にはわかりません。校舎によって値段の異なる学習塾チェーンも、多く見受けられます。

ですので一概にどの塾がいくらなどとは説明できないのですが、2016年に文部科学省が発表したデータで次のようなものがあります。

  • 公立 25392円
  • 私立 110390円

これは小学校1年生の学習塾通塾にかかる年間の平均費用です。つまり、公立の小学1年生に絞れば、月2116円が学習塾に費やされているということです。

しかも、なんとこの数値は塾に通ってない子も含めた平均なのです。塾を利用していない家庭については0円で計算しているため、塾に通わせている家庭は25392円よりも多く払っているはずです。

一般的な相場は年間10万円以上といわれています。となると、ひと月あたり最低8000円になります。1年生の授業では、塾においても国語・算数・英語の3科目がメインだと考えられるので、明らかにスマイルゼミの方が安いです。個別指導のきめ細やかな対応を望まない限りは、タブレット教材で十分でしょう。

3.通信教育の金額例

次に通信教育の金額を見ていきましょう。スマイルゼミの場合と同じく、小学1年生の12カ月分一括払いを想定します。

チャレンジ

ベネッセの提供する通信教材最大手、チャレンジ。

小学1年生向けの「チャレンジ1ねんせい」の場合、値段と内容は次のようになります。

  • 月額 2926円
  • 内容 国語・算数・英語の3教科、ふろくが充実

スマイルゼミの端末代を考えなければ、値段も科目数もスマイルゼミと変わりません。次年度以降も続けるのであれば、スマイルゼミを選んでも構わないでしょう。

ふろくなど、教材以外のおまけを重視するのであれば、チャレンジの方がよいでしょう。

Z会

チャレンジよりも少しむずかしめの印象がある、Z会の通信教育。

もっとも安いスタンダードコースの場合、値段と内容は次のようになります。

  • 月額 3922円
  • 内容 国語・算数・経験学習(理社の基礎)・プログラミング

値段は上がりますが、自宅のパソコンやタブレットでできるプログラミング学習が、無料でついているのが魅力です。

反対に、Z会の短所として挙げられるのは、英語が含まれていないことです。1年次からの英語教育を重要視するのであれば、スマイルゼミやチャレンジの方がいいでしょう。

がんばる舎

子どもがひとりで部屋にこもって勉強するのではなく、リビングやダイニングといった両親の目の届く範囲で、親子でコミュニケーションをとりながら一緒に勉強するリビング学習を提唱するがんばる舎。値段と内容は次のようになります。

  • 月額 733円
  • 内容 国語・算数・英語・生活科、プリント式

気になるのは圧倒的な低価格。月額733円と、これまでのどの選択肢よりも安くなっています。

内容も国算英の3教科をカバーしているので申し分ないのですが、教材というよりもプリントなので物足りなく感じる場合もありそうです。

問題のボリュームやバリエーションを考えると、スマイルゼミやZ会の方がいいでしょう。

4.スマイルゼミ以外のタブレット教材の値段は?

ここまでをまとめると、

  • 学習塾はスマイルゼミよりも圧倒的に高い
  • 通信教育とスマイルゼミはあまり値段が変わらない。どちらを選ぶかは好みや事情による

ということになります。

今度はスマイルゼミ以外のタブレット教材について見ていきます。タブレット教材を選ぶのであれば、どの教材が費用対効果が高いのでしょうか。

チャレンジタッチ

通信教育の章でも登場したチャレンジの、タブレット教材版です。チャレンジの場合は「こどもちゃれんじ」という幼児教材もあるのですが、こちらのチャレンジタッチは小学1年生からになります。

  • 月額 2926円
  • 内容 国語・算数・英語、紙の教材も届く

チャレンジタッチとチャレンジで値段は変わりません。しかも、チャレンジタッチの場合、6カ月以上継続受講であればタブレット代金がかかりません。会費そのものはスマイルゼミとほとんど変わりませんが、タブレット代金がかからない分、スマイルゼミよりお得です。

科目数もスマイルゼミと変わりありません。

さらに通信教育のベネッセだけあって、チャレンジタッチの利用でも、紙の教材が届きます。この点もスマイルゼミにはない魅力です。

RISU算数

算数に特化したタブレット教材として、注目を集めているのがRISU算数です。

  • 月額 2480円(タブレット代無料)
  • 内容 算数のみ、学年をまたいだ先取り可能

値段はスマイルゼミやチャレンジタッチよりも抑えられていますが、教科が算数のみであることをどう見るかで好みが変わってきそうです。子どもが算数のみを苦手としている場合には有効でしょう。

RISU算数独特の特徴としては、学年をまたいだ先取り学習が可能なことが挙げられます。得意な算数を、カリキュラムに縛られずにどんどんと伸ばしたい場合にも有効でしょう。

また、タブレットは解約後も復習に使用可能なので、そのあたりも魅力です。

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すらら

専用端末いらずで、小学生から高校生までを対象にしています。

  • 月額 9540円
  • 内容 国語・算数(数学)・英語、小1~中1レベルで学び放題

会費はひと月8640円なのですが、入会に10800円かかるので、実質的な料金は8640+10800÷12=9540円となります。科目数がスマイルゼミやチャレンジタッチと変わらないことを考えると、とても高い値段といえます。

しかし、なんといっても義務教育9年分の内容が自分のペースで学び放題なのは大きな魅力です。必然的に、早く進めて早く終わらせて早めに退会すれば、値段も安くなってきます。徹底的な先取り学習がしたいのであれば、おすすめできます。

デキタス

予備校や進学塾を運営する城南進研グループの講師陣が監修する教材で、すららと同じく専用の端末は必要ありません

  • 月額 3000円
  • 内容 国語・算数・英語・生活

会費はスマイルゼミやチャレンジタッチと同じくらいで、科目もほとんど変わりません。専用の端末がない分、子どもはタブレットで自由にインターネットを使えてしまいます。それが不安なのであれば、チャレンジタッチがいいのではないでしょうか。

5.まとめ

タブレット教材は学習塾よりも安い値段で利用でき、通信教材よりも子どもの興味を惹きやすいです。

タブレット教材にもいろいろありますが、

  • 値段で選ぶなら「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」「デキタス
  • 算数に特化して先取りを狙いたいなら「RISU算数
  • 全科目、圧倒的な先取り学習を狙うなら「すらら

がおすすめです。

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