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サピックスの一年生はどんな勉強するの?

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子供に中学受験をさせたい。いい中学校に行ってほしい。そのためには小学校1年生の段階で塾に行った方がいいのかな・・・と塾を検討されている方も多いと思います。

その中でも今回紹介するのは中学受験の有名な塾としてサピックス。

サピックスって有名だけどサピックスの1年生って具体的にどのようなことをやるんだろうか?と思った方はこの記事を読んでみてください。

1.サピックスの特徴とは?

サピックスとは中学受験界の中で最も有名と言っても過言ではない塾です。
皆さんも一度は耳にしたことあると思います。

しかしサピックスという塾はどのような塾か皆さんご存知でしょうか?そこでサピックスの特徴をいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。

1.コース(クラス)

まずサピックスの特徴として挙げられるのはコースわけです。コースは入塾テストや組分けテストの成績によって分けられます。

《コース一覧》
Aクラス、Bクラス、Cクラス・・・とアルファベット順に並んでいるクラスから、上位コースα1クラス、α2クラスとなっています。

2018年現在、αコースとなるのは概ね上位10~15%のコースです。クラス数がかなり多いのが特徴の1つです。

2.クラス構成

前章にも書きましたが、サピックスのクラス数はかなり多いです。
その為、1つ1つのクラスの人数がかなり少ないことが特徴として挙げられます。

SAPIX最大と言われる自由が丘校は学年により25コースもあります。新設校舎でも2~3コースを設置するのが通例です。

3.授業スタイル

サピックスの授業スタイルとして復習を重視しているという特徴があります。
なんと他の塾ではない予習にはかなり否定的です。

塾で復習をさせるのがサピックス流なのです。実際に調べてみると、小学生にまだ予習を完璧にできる力がないのであえて塾でやらせることで、より予習の効率を上げていくのです。

またサピックスの授業スピード・学習方法もかなり有名ではあります。wikipediaにこのような紹介をされていました。

『スピードが極めて速いとされている。また、原則休憩時間は昼食を除き、ない。

テキストは多くの演習問題で構成される。創業初期から長らく、テキストは問題を羅列しただけに近いものであり、たとえ第三者(プロ家庭教師など)がテキストだけを入手しても使いこなしようがない代物だったが、2000年頃から徐々に家庭での自習を意識した構成が取り入れられた。

学力別コースによる授業内容の差については、広報や説明会、保護者会などでは「掘り下げの深さが異なる」という説明をする。

実際のところ、扱う内容はテキストを踏まえて講師または校舎の裁量で決められている。
たとえば受験学年である6年生の場合、上位コースは基礎的な知識の説明は省略して応用問題の演習や類題の考察などに時間が割かれるが、下位コースでは基礎の再確認を重視して行われる。

これは受験指導として自然な構成であり、SAPIX特有のスタイルであるとまではいえない。

授業後、次回までに多くの復習(家庭学習)が要求される。
復習の指示はさまざまだで、担当講師が特に必要と考える場合はこれを提出するよう求めることもあるし、家庭学習がおろそかな生徒を厳しく追求することは当然に行われる。

一方、「何も書いていないノートを形式的に提出する」「(失礼に当たらないようにと保護者が気を遣った結果の)まるうつしの宿題を出す」などは、本末転倒として嫌う風土もある。

知識や技術の獲得を重視する局面では「演習の間違い直し」を徹底的に行わせるが、最上位コースの授業ではその限りでない。』
【wikipediaより引用】

2.サピックス1年生のカリキュラムは?


では具体的に1年生ではどのようなカリキュラムが組まれているのでしょうか?

サピックス1年生のコンセプトとして、まず学ぶことに興味を持たせてあげるです。
1年生は小学校に上がって本格的な勉強というものに触れてきている時期だと思います。

この時期に大事なのは勉強=嫌い・めんどくさいなどネガティブなイメージを付けさせない事です。

逆を言えば、1年生での目標は勉強=楽しいというポジティブなイメージを持たせることなのです。
この時期に勉強に対してポジティブなイメージを持つようになると、授業も楽しんで出来ますし、何より自主的に勉強をするようになるのです。

では、教科別にサピックスのカリキュラムを紹介していきたいと思います。

1.算数

中学受験で最も苦手とする子が多く、最も中学受験で差が付く教科だと言われています。
算数のコンセプトとして『数の持つおもしろさや不思議さを知り、算数への興味を引き出す。 』としています。

先ほども紹介した通り、小学校1年生は勉強を好きになるのが最優先事項です。
サピックスの算数では、算数に興味を持ってもらうことを第一に考え、「算数は楽しい」「算数が好き」と思えるような指導をしていきます。

数・図形などの持つおもしろさや不思議さを味わうため、実践的な授業が多いみたいですね。

例えば実際にサイコロを転がして問題を解いてみたり、数字の書かれているカードを黒板に貼って並べたりしながら、問題を解いていきます。
このように頭・体を動かしながら算数の問題を講師と一緒に解いていくことで、体にしみこませ、算数を好きにさせるようなプログラムを組んでいるのです。

「数のしくみ」「図形」など算数のいろいろな分野の問題にふれながら、自分の力で問題を解いていくことの楽しさや喜びを感じさせていきます。
算数の基本となるたし算・ひき算は、「基礎力トレーニング」という家庭学習用教材を使い、毎日少しずつ練習しながら身につけていきます。

2.国語

サピックスの国語のコンセプトは『物語を通じて、たくさん「読み」「書く」ことで文章に親しむ。』 としています。

幼稚園ではそこまで『読み』・『書き』の練習はしないでしょう。

しかし、小学生になると徐々に『読み』・『書き』が本格的になってきます。この基礎ベースをしっかりしておかないと中学受験の読解問題・記述問題に苦戦することになるのです。

サピックスの公式サイトとしてこのように紹介されています。

『1年生では、物語を通じてたくさんの感動体験を積んでもらいたいと考えています。
身近なできごとを題材にしたものや話の展開を頭に描きやすい内容の作品を取り上げ、文章に親しむことから始めます。

1年生にしてはやや長めの文章も扱いますが、場面ごとの展開を一つひとつ押さえ、物語の内容をきちんとつかみ、また黒板に絵を描いたり、実物を見せたりしながら子どもたちの想像力をふくらませる授業を進めていきます。

また、「サピックスてんさく教室」では、自分の言葉で表現する力を育てます。低学年のうちから「たくさん読み」「たくさん書く」ことによって、国語の基礎を身につけていきます。 』
【サピックス公式サイトより引用】

3.まとめ


いかがだったでしょうか?今回はサピックスの1年生について紹介させていただきました。
サピックス1年生の特徴として

  • クラスが少人数制
  • クラスがたくさんある
  • 復習主義
  • 授業スピードが早い

がありました。

ただ子供に合うかどうかは実際に行ってみないと分からないと思います。

是非サピックスの体験授業に参加してみて、サピックスの授業を実際に肌で感じてみてください。

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