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ひとりでとっくんで有名なこぐま会ってどんな塾?調べてみると、かなりいい塾でした。

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小学校受験対策の塾に、「こぐま会」という塾があります。
お子様の小学校受験をお考えの保護者の方にとっては、どの塾に行かせるのが良いか、どのような家庭学習をさせればいいのか、などいろいろなお悩みがありますよね。
今回は、この小学校受験対策の塾である「こぐま会」について詳しくご紹介します。

1.こぐま会とは

こぐま会は、小学校受験の対策を行っている学習塾です。
「幼児教育のパイオニア」とも言われており、長年の経験から得た幼児教育に関する豊富な知識を生かした教育が行われています。
都内にいくつか教室を展開しています。
教室だけでなく全国の書店で教材を販売しており、ベストセラーにもなっているようです。

単に知識を詰め込むのではなく、子供達が自然と考え理解できるようにする過程を重視した教育を行っており、その点が保護者の方からの人気を集めているようです。

2.KUNOメソッドとは

次に、こぐま会が教育理念・指導方針としている「KUNOメソッド」についてご紹介します。

ぐま会は小学校受験対策ををメインに行っている塾ではありますが、小学校入学後の学習に必要となる土台を形成することも重要視しています。

こぐま会が重視している3つの考え方についてご紹介します。

1.教科前基礎教育

教科前基礎教育とは、小学校入学以降に始まる教科学習を支える考え方の基礎を、子どもの身近な生活や遊びを参考にして発達段階にみあった内容と方法で指導しようというものです。

最近流行っている早期教育、つまりなんでも早く教えようという考え方とは異なり、お子様の発達段階に合わせてその時期にあった教育を行うようにしています。

早期教育を熱心に行って周りのお子様と比べて早い段階からいろいろなものを身につけても、時間的な早さはいつか追いつかれてしまいます。
こぐま会は、そのような早期教育には反対の立場を取り、今後の学習に必要となる土台を形成する思考力を鍛えることをもっとも重要視しているようです。

2.「事物教育」の実践

こぐま会では論理的な思考力の育成を最重要視しており、詰め込み型の教育ではない形での教育を行っています。

こぐま会では、できるだけ実際の事物に接しながら学習できるような工夫が行われています。
「事物を使った勉強は簡単なため、難しいペーパーの方をなるべくやらせたい」という考えもあるようですが、こぐま会ではそのような考えはとっておらず、ペーパーだけでは身につけられない想像力や思考力を鍛えるようにしています。

事物を使った教育が幼児期に適している理由は主に3つあります。
1つ目は「生活や遊びを遊びを想起しやすく、子どもの興味関心をひきつけられる」からです。
幼児期のお子様の発達にとっては遊びもとても大切な要素になります。
そのため、遊びと勉強の要素を両方兼ね備えた学習方法を行うことで、お子様の力を最大限まで伸ばしてあげることが期待されます。

2つ目は「ものに働きかけるような遊びを通して知的好奇心を発達させる必要がある」からです。
授業の際に楽しみながら集中できるような学習姿勢を促すには、お子様の好奇心や興味を刺激してあげられるような学習方法を取ることが大切になってきます。

3つ目は「自分で試行錯誤して考えた中から得た知識や思考方法は、時間が経っても忘れることなくしっかりと身につく」からです。
ペーパー上で詰め込まれた知識は、時が経つといずれ忘れられてしまいます。
しかし、自分で手を動かし試行錯誤した知識や思考方法は、簡単には忘れません。

このように、その後の学習の土台となるような一生役に立つような力を、事物を使った学習で得ることができます。

3.「対話教育」の実践


こぐま会ではお子様が真の理解を得てもらえるように、対話を重視した教育を行っています。
考え方の根拠を自分の言葉で説明できるようになって初めて、真に理解ができたと言えます。
こぐま会が対話教育を重視している理由は主に2つあります。

1つ目はお子様の認識レベルを確認するためだそうです。

例えば、教室で「色板カード」を使って仲間あつめをさせると、子どもたちはそれぞれ色で分けたり、形で分けたり、角の有無で分けたりします。
その中で、同じ色同士で仲間あつめをした子に、「どのように分けたのですか?」とたずねると、ある子は「これは黄色でしょ、これは赤でしょ・・・」と、1グループごとに指差して、それぞれの色を答えます。

またある子は「色で分けた」と答えます。

分類の観点を説明するのに、色の名前を一つ一つ挙げていくのか、それとも「色」という上位概念で捉えることができるのかということです。

また、2枚の絵の違いを指摘する問題の場合、違うところを指差して「こことここが違う」とだけ言う子もいれば、「左の子は右手を結んでいるのに、右の子は右手を開いたままにしている」と説明できる子もいます。

このように認識と言語は結びついているものであり、認識のレベルを確認していくためには「言語」を媒介としたやりとりが必要なのです。

(こぐま会公式ホームページより抜粋)

2つ目は考え方の根拠を言葉を通してはっきりさせるためです。

ある課題に対して10人全員が正解したとしても、そこには子どもなりの10通りの考え方があります。
正しい考え方で解いたのか、偶然解けただけなのかを確かめなければなりません。

また、一人一人の子どもがどこまで理解してどこで分からなくなっているのかを把握し、適切な言葉がけや、必要であればその子に見合った課題の提示など、理解度を引き上げるためにどんな働きかけをすればよいかを考えなくてはならないからです。
(こぐま会公式ホームページより抜粋)

3.ひとりでとっくん

では次に、こぐま会の教材の1つである「ひとりでとっくん」についてご紹介します。

ひとりでとっくんとは、こぐま会のカリキュラムに基づいて作成された問題集です。
毎月一冊、一年間で12冊に進めることで基礎から応用まで学ぶことができます。
一冊(一ヶ月分)にペーパーが30枚入っており、税別で1000円です。

問題集の他に、保護者の方向けの「指導書」というものがあります。
一年間の学習の順序と内容が書かれており、各領域の課題や学習のポイントが書かれています。

問題集の進め方や教え方に関するアドバイスだけではなく、お子様の発達のためにご家庭で経験してほしいイベントや行事についても書かれており、幼児教育に関するポイントを網羅的に知ることができます。

またひとりでとっくん100シリーズという、単元ごとに分けられた教材もあります。
一年間を通した学習ではなく、お子様の苦手や得意に合わせて好きな単元の教材を購入することができます。

このシリーズには、

  • 図形
  • 言語
  • 推理・記憶・論理

などの単元が用意されています。
お子様の学習の進捗や興味関心に合わせて使い分けてもいいかもしれませんね。

4.まとめ

今回は、こぐま会についてご紹介しました。
小学校受験入試対策だけでなく小学校に入ってからの学習に必要な土台も身につけることができるため、長期的なお子様の学習を考えると安心して通わせることができるのではないでしょうか。

こぐま会の教育の中でも筆者が一番ポイントだと思うのは、「対話教育」です。
どうしても知識を詰め込みがちになってしまうことが多いお子様の学習ですが、そのような学習を行っていると、本質的な理解ができず、中学校受験や高校受験、大学受験の際につまずくことになってしまいます。

公式を暗記できても、実際の問題で応用がうまくできないのはこの「本質的な理解」ができていないからという理由があります。

こぐま会では、考えた過程をお子様に声に出して話してもらうため、比較的早い段階から「本質的な理解」を得ることができると思われます。

こぐま会の教育方針があっているお子様もいればそうでないお子様もいらっしゃいます。
公式ホームページにはもっとたくさんの情報が載せられているので、そちらも参考にしながら、お子様にあった学習方法を見つけてあげられると良いですね。

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