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お手頃な「いちぶんのいち」の料金を他教材と比べてみた!

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小学校に通うお子さんをお持ちの方には、自宅での学習をどうやらせようか迷っていらしゃる方もいるのではないでしょうか。
塾に通うには通学の手間もお金もかかります。
そこで通信教材を使うのも一つの手です。

通信教材と言えばたくさんの会社から多種多様なものが出ています。
そのなかでもいちぶんのいちは昔からある知る人ぞ知る有名教材です。
今回はいちぶんのいちの特徴と、料金ついて他の教材と比較します。

1.いちぶんのいちの特徴は?

いちぶんのいちは幼児から小学生までを対象とした古株の通信教材です。
昭和50年から存在しているとか。

そんないちぶんのいちですが、他の教材と比べてどんな特徴がある教材なのでしょうか。
一番メジャーなコースである「ベーシックコース」についてその特徴をご紹介します。

シンプルなプリント

他の教材と比較すると、余計な機能がなくとてもシンプルです。
最近の教材の中には勉強以外の機能がついたものも多いです。

たとえば、勉強をすればするほどポイントがたまり、プレゼントと交換することができるものもあります。
付録にゲームや実験教材などがついているものもあります。

それらとくらべるといちぶんのいちは質素です。
1ヶ月に一度送られている教材には2つのもののみが含まれています
ひとつが問題冊子、もう一つが解答冊子です。

様々な機能がついた教材を用いると、しばしばすべてを使いこなせずに無駄にしてしまうことがあります。
例えば付録のついた教材だと、メインの教材には手を付けても付録には興味を示さない子もいるでしょう。
これではお金を払っているのに無駄になってしまいます。

いちぶんのいちではそういったことがおこりません。

1日1枚、20分


いちぶんのいちの2つ目の特長は、毎日やる量が決められている点にあります。
毎月送られてくる教材には28枚のプリントが含まれており、1日にそれを1枚ずつこなしていきます
1枚にかかる時間は20分程度に設計されています。

苦手発見用の教材である

ドリルなどの教材には2種類のものがあります。

1種類目が苦手の発見に使うためのものです。
勉強は自分の苦手がどこにあり、何を勉強する必要があるのかを自覚するところから始まります
そのために一通り問題を解いて、間違った箇所を分析するために使用するのです。

もう1つが反復定着用の教材です。
自分が苦手なところがどこであるか自覚できたら、今度はそれを克服しなくてはいけません。
苦手克服のためにおなじ分野の問題をたくさん解くことが必要になります。

いちぶんのいち教科書対応コースは前者の苦手発見用の教材に分類されます。
一つの分野について集中的な出題がされているわけではありません。
むしろ、学校で習う範囲について、浅く広く一通りの出題がされています

よっていちぶんのいちで十分の勉強をする際には、反復定着用に他の教材も使う必要があるでしょう。

学校のペースに合わせてすすむ

お家で学習する際に、ゴールにするところはお子さんごとに違います。
受験をするお子さんであれば、学校よりも先取りし、より難易度の高い問題に挑戦することが目的になるでしょう。
学校での勉強についていけないお子さんの場合、苦手な分野の復習が目的になるでしょう。

いちぶんのいち教科書対応コースは、学校と同じペースで教材が送られてきます。
学校と同じペースで勉強を勧めたい、という方に向けて作られています。

2.どんな子にむいているの?

いちぶんのいちできちんと成績が伸ばせるお子さんはどんな子なのでしょうか。

毎日自分から机に向かう子

いちぶんのいちは毎日20分とりくむことがきまっている教材です。
一日でも勉強ができない日があると勉強のペースが崩れてしまい、そこからどんどん教材をためていくことになります。

くわえて、ゲームや付録などの楽しい機能がついていません。
よって、お子さんを机に向かわせるための工夫が教材自体にはありません。

退屈なことでも毎日きちんとこなせるお子さんに向いています

長時間集中できる子


毎日机に向かえる他に、長時間集中できることも必要です。
いちぶんのいちは苦手発見用に使える教材です。
よって、学習をきちんと定着させるためには、反復定着用の教材と併用して勉強を進めなくてはなりません。

そうなると、いちぶんのいちで定められている通り20分机に向かった後、さらに集中することが必要になるのです

受験などを目的とせず、着実に学力をつけたい子

いちぶんのいちに含まれている問題は、やさしめのものが中心です
学校の勉強についていけず、まずは基礎を固めたい、という方に向いています。

逆に、どんどん先取りしたい方や受験を見据えて難しい問題にチャレンジしたい方には向いていないといえるでしょう。

3.いちぶんのいちの料金は?


いちぶんのいちで勉強をしようと思った場合、結局どのくらいかかるのでしょうか。

いちぶんのいち教科書対応コースは1ヶ月に820円です。
ここに含まれているのは国語12日分と算数16日分です。

学年があがり、理科や社会も追加で学びたい場合は、各教科1年分が1645円となっています。
ここに加えてきちんと反復演習にして学習内容を定着させようと思った場合、反復演習用のドリルが必要になります。
大体月1000円ほどを見ておきましょう。

一ヶ月あたりかかる金額は
820+1,645÷12+1,000=1,957

概算で1957円かかることになります。

他の通信教材と比べると?

他の有名な通信教材では1ヶ月あたりどのくらいかかるのでしょうか。
小学校低学年コースで比較してみましょう。

Z会

スタンダードコース 4,256円
ハイレベルコース  4,590円

チャレンジ

3,343円

スマイルゼミ

2,980円

他社の教材は以上のような料金設定となっており、いちぶんのいちの1,957円は安いと言えるでしょう。

4.料金だけできめていいの?


いちぶんのいちは他社教材に比べて良心的な価格です。
しかし、料金だけで選んではいけません。

お子さんが自分から机に向かってくれ、毎日長時間集中してくれるのであればいちぶんのいちできちんと成績を伸ばしていけます。
しかし、小学生で上記のようなことが出来るお子さんはなかなかいないのではないでしょうか。

まずは学習習慣をつけるところからはじめたいというのであれば、楽しく勉強できる他の教材が良いかもしれません。

5.まとめ

いちぶんのいちはとにかくシンプルなプリント教材で、1日20分を目安にとりくんでいくものです。
苦手の発見用に用いるのが適しており、学校と同じペースですすめていくことになります。
お子さんがきちんととりくんでくれるかを十分に考えてから購入するようにしましょう。

 

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