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「できたよ、ほらっ」の口コミを調べてみたら・・?

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幼児向けの学習ソフトである「できたよ、ほらっ」。
未就学のお子様の学習教材をお探しの保護者の方の中にはこのソフトを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、幼児向け学習ソフト「できたよ、ほらっ」の内容や口コミについてご紹介します。

1.「できたよ、ほらっ」とは?

「できたよ、ほらっ」とは、幼児向けの家庭学習用ソフトです。
ご自宅のパソコンに取り込んでいただき、パソコン上で学習を進めるタイプの教材です。

1.ソフトの構成


ソフト中は「どきどきどりる」「わくわくわーく」「げーむ」「あしあと」の4つの部門で構成されています。

1.どきどきどりる

どきどきどりるの中には、次の7つの単元が入っています。

  • 数量:数の概念を学び、計算の力の基礎を養う問題
  • 知覚:大きさ、形、位置、色など対象を見分ける能力を把握する問題
  • 構成:絵や物語の構成を理解し、全体像を推理する力を養う問題
  • 観察:物事を注意深く観察して比較する力を身につける問題
  • 記憶:物語やイラスト、位置、形、順序などの総合的な記憶力を養う問題
  • 思考:言語的、数値的、現象的な思考能力を養う問題
  • 想像:部分や輪郭、場面から総合的な想像力を身につける問題
  • 言語:言語に関する能力を養う問題

問題は毎回同じものではなくランダムで出題されます
そして各単元の問題を開くと「どりる」「やってみよう」の2つの形式の問題があります。

「どりる」は、一問ずつ問題が出題されて、回答後に採点が行われます。
「やってみよう」は、画面上のものをマウスで動かしたり、試行錯誤しながら答えや解き方を自分で見つけていくことができる問題です。

2.わくわくわーく

わくわくわーくの部分には、将来学習する算数と国語の基礎を勉強する内容になっています。

こくご
国語の問題では、まずはひらがなを覚えるところから学習がスタートします。
そしてその後は文字だけでなくカルタ遊びやイラストを使って単語を覚える問題、すごろくの問題や作文の問題に取り組んでいき、小学校に入る前に身につけておきたい基礎的な学力を養うことができます

さんすう
算数のコースでは、まずは数字や数の概念を学びます。
そしてその後は時計の読み方や簡単なパズルゲーム、簡単な計算問題に取り組み、小学校に入る前に簡単な計算能力を鍛えられるような問題が出題されます。

3.げーむ

マウス操作の練習ができるゲームや、勉強のご褒美として遊べるゲームが入っています。

4.あしあと

どりるの学習の成果を見ることができます。
最新の学習履歴だけでなく、過去の成績データを元にお子様の成績の推移も見ることができるようになっています。

2.各コースの紹介

このソフトは、年齢に応じてコースわけがされています。

めだかコース

2歳から3歳のお子様向けのこのめだかコースでは、例えば「2つあるものはどれですか」と問題が出され、イラストが2つあるものを選ぶような問題や、ものの並び方の規則性を見出して答える問題などが出題されます。

とびうおコース

4歳のお子様向けのとびうおコースでは、数の大小を比べる問題や、シルエットを見て実物を想像するような問題が出題されます。
めだかコースと比べてより実践的で思考力が問われる、いわゆる「知育」問題のような傾向が強まります

いるかコース

5歳のお子様向けのいるかコースでは、とびうおコースよりも難易度の高い問題が出題されます。
積み木の数を数える問題では、見えない部分にある積み木の数も想像して答えることが要求されます。
「ことば」の問題では、同じ分類の言葉を選んで分けたり、イラストの状況を見てもっとも適切なセリフを選ぶ問題が出題されます。

くじらコース

くじらコースでは、より複雑なパスルゲームや簡単な計算問題、作文の問題など小学校での学習内容により近い問題が出題され、入学前に身につけておきたい基礎を養うことができます

2.幼児向け学習について

では、ここで幼児向けの学習のポイントについていくつかご紹介します。
未就学のお子様に教材を選ぶ際に気をつけたいポイントなどを上げていきます。

1.イラストなどが多く使われている


未就学で勉強にふれたことのないお子様は、勉強に対して抵抗を感じやすくなってしまいます
そのため、イラストなどを多く使った教材を選んであげることで飽きずにお子様が自分から勉強したくなるような環境を作ってあげることが大切です。

2.問題の内容がシンプルでわかりやすい


未就学の段階で勉強に慣れていないお子様にとっては、問題文が長くて複雑な問題は自力で進めるのが難しくなってしまいます。
お子様がある程度自力で問題を理解し進められる教材を選んであげることで、自主的な学習姿勢を養ってあげることができます。

3.メリット

1.イラストを使った問題が出題される

このソフトではお子様が興味を持って教材に取り組めるよう、イラストを多く使ったデザインになっています。
そのため、お子様が自分から興味を持って勉強してくれる傾向があります。
文字だけで勉強するよりも、身近なもののイラストを使った方がお子様の理解も深まりやすいです。

2.ゲームがついている


マウス操作の練習や勉強の息抜きのためのゲームが入っているため、勉強のモチベーションが上がりやすいと言えます。

4.デメリット

1.単元が多すぎる


この教材はどきどきどりるで7つの単元が出題されるほか、わくわくわーくでもさらに問題が出題されます。
単元が細かく分けられているため、すべての単元をまんべんなく学ぶのは難しいでしょう。
保護者の方がつきっきりで見てあげれば、各単元をまんべんなく進めることができますが、お子様の興味が特定の単元に向いてしまうとほかの単元をやらせるのは難しくなってしまいます。

そのため、単元が2〜3程度のものの方が偏りなく進めることができると思われます。

2.値段が高い


「できたよ、ほらっ」は1歳分の問題が入ったものが1つのソフトとして売られており年齢によりますが4000円前後の値段がかかります
これはほかの幼児向け教材と比べると比較的割高となっています。

教材の内容やお子様にどのような学習をさせたいのかをしっかり考えて、お値段を検討されることをお勧めします。

3.先取り学習には向いていない

この教材は、知育のための手段としては向いているかと思われますが、小学校で勉強する内容を先取りするには内容が少々薄いものになります。
頭の動かし方を学ぶ上では適切な教材ですが、小学校の範囲をある程度身につけさせたい場合はほかの教材も検討してみてください。

5.口コミ紹介

30代女性
自宅にあるパソコンで使えるので気軽に始められた。
私の子供はパソコンをいじるのが好きなので、自分から進んで勉強したいと言ってくれる。
ただ、放っておくといつまでもやり続けてしまうので親が時々見てあげる必要がありそう。

20代男性
単元の種類が多すぎてどれからやらせればいいのかわからない。
子供もその時興味があるものをなんとなくやっているので、勉強になっているのかよくわからない。
もう少し学習効果が見えやすい教材を探してみたい。

30代女性
初めはイラストを使った問題に興味を持って取り組んでくれていたけれど、すぐに飽きてやらなくなってしまった。
私の子供には簡単すぎたようです。
もう少し応用問題ができる教材をやらせてみたい。

6.まとめ

今回は、幼児向け家庭学習ソフトである「できたよ、ほらっ」についてご紹介しました。
イラストなど、お子様の気を引く仕組みがある一方で、学習効果が見えにくく、勉強になっているのかわからないという意見もありました。

幼児向け教材はいろいろな種類のものがありますので、ほかの教材のメリットデメリットと比較しながら教材選びをしてあげるようにしましょう。

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