
「早期教育をさせないと周りに置いていかれる」、「幼児教育は当たり前」最近よくこんなことを耳にしますよね!
しかし「月謝が高い」、「通わせると送り迎えが結構大変」、「みんなに同じ問題を解かせるから、本当に力が伸びるのかな?」など塾や教室は心配がつきものですよね。
「プリントで学習してくれたらなあ」と思っている方も多いんではないでしょうか。
今回は私が調べた口コミと我が子にやらせてみて感じたことをもとに、プリント学習のメリットとデメリットをまとめてみたいと思います!!
1.幼児教育で大切なこと
お勉強において成績の向上はもちろん大事なことです。ただ、幼児期のお勉強でもっと重要になるのは
- 正しい勉強方法
- 学習習慣
の二つを身に着けることです。
なぜなら、小学校入学後、中学、高校、大学受験までこの二つが身についているかどうかこそが成績の分かれ目になっていくからです。
このことを踏まえて、プリント学習のメリット、デメリットをそれぞれ3つ紹介します。
2.プリント学習のメリット
1.送り迎えが不要
くもんや地域の塾などどこに通うとしても未就学児の習い事に送り迎えは必須です。
- 「仕事があるのに、送り迎えのために大急ぎで帰ってこなければならない」
- 「夕方の忙しい時間に送り迎えがあるので、大変」
- 「姉弟の習い事の曜日・時間帯が違うので、何度も行かなきゃいけない」
など大変という声が多く聞かれます。
学習習慣をつけるにためにはある程度長い期間継続してお勉強を続ける必要があります。
そして、継続してお勉強をするためには親御さんの送り迎えの手間は実は大きな壁になるのです。
その点、プリント学習は家庭で取り組めるので大変な送り迎えをしなくて良いので嬉しいですね。
2.用事に左右されず継続しやすい
- 「幼稚園で体育があって今日は疲れている」
- 「旅行中なので、学習できない」
などなど、どうしても塾やお教室に出向くことのできない日はあります。
ただ塾や教室は、その子専門ではないので休みにしてくれることはないですよね。
お休みすれば授業についていけなくなり勉強するのが嫌になってしまうし、かといって無理やりやらせても嫌いになってしまいます。
その点、プリント学習なら子供の体調や予定に合わせて1日の量をコントロールできるので、モチベーションが圧倒的に続きやすい傾向にあります。
また他に外せない用事がある日でも量をコントロールしてお勉強をすることができるため、毎日机にむかう習慣の形成にもつながりやすいです。
3.我が子の理解度を把握しやすい
地域の教室などに通わせると、
- 「どのように習ったか」
- 「どこまで教えられているか」
- 「どの部分でつまずいているか」
などを詳細まで把握するのは難しいですよね。
一方プリント学習なら一緒に解いたり採点もできます。
例えば「正しく数える、全部でいくつが分かる」ことが目的である問題で躓いていた時を想像してみてください。
「クッキーを2個あげるね」など数を意識させる会話をするなど、日常生活にも学習を取り入れられるので、確実にお子さんとの理解が深まっていくという利点があります。
3.プリント学習のデメリット
1.問題の難易度調節が難しい
正しい勉強の仕方とは
- その子のレベルにあった問題を解き続けること
- 正しい順序で勉強を進めること
です。
難しすぎる問題や、易しすぎる問題では効率的に成績を上げることはできません。
正しい勉強の仕方とは、効率的に成績を伸ばすためにその子のレベルにあった問題を解き続けることなのです。
例えば数をかぞえる問題で躓いている時、「そもそも問題の意味が分かっていない」、「10以上の数だと分かっていない」など理解度によってやらせるべき問題は違いますよね。
また学習の順番で、理解度や考える力がどの程度身につくかが大きく変わってしまうことが分かっています。
正しい学習の進め方を早いうちから身に着けたいところです。
しかし未就学のお子さんの場合、問題のレベルの選別や順序の検討を自分の力で行うことは難しいです。
そこで出番なのが親御さんですが、親御さんにとってもこれは大きな負担となってしまいます。
実際プリントを購入したご家庭では、購入したプリントをただ初めからやらせるだけになってしまい、塾より効果がでなくなってしまったという声が多く見られました。
2.採点が意外と大変
「丸つけするだけなら簡単じゃん」という声が聞こえてきそうですが、意外とやってみると親の負担が大きいです。
我が家でもプリントをやらせていたのですが、母親から間違った箇所を「あーだ、こーだ」言われるのをとても嫌がっていました。
なのでプリントをやらせればやらせるほど、だんだんやる気がなくなっていってしまいました(泣)
ただ親としてはせっかく買ったのだからしっかりやってほしいと思い、直接言ってしまいます。
3.保管が大変で復習がしづらい
プリントはかさばってしまため保管が大変だと感じる方が多いようです。
復習のためにプリントをコピーしておかないといけないし、漢字、算数などなどいろんな教科をやらせないと・・・となっていくので、我が家では本棚が凄いことになってしまいました。
さらに、例えば学習途中で「2桁の足し算のやり方忘れてる!」となって、その単元のプリントを探そうとしてもなかなか見つからず、見つかったころには親子ともども学習のやる気は失われていました。
きちんと学力が定着するためには復習のサイクルをきちんと回す必要があります。
これは小学校入学後、大学までずっと変わりません。
そして復習をするためには間違えた問題や苦手な問題をさっと取り出せることが大切です。
どこにプリントがあるかわからなければ億劫で復習する気がおきません。
何とか電子化できると楽なんですけど、紙である以上このデメリットはどうしようもないですね。
4.プリント学習のいいとこどりの学習方法
プリント学習のメリットを残したままデメリットを克服したような教材はないのでしょうか。
一案としてタブレットを取り入れて自宅で学習する、というものがあります。
これならば送り迎え不要で、用事に左右されず勉強を続けられます。
また、親御さんの目の届くところで学習を進めるため、お子さんの進捗をしっかり把握できます。
また、採点は機械が自動で行ってくれるため、紙のようにかさばるということもありません。
場合によっては問題の難易度もタブレットが勝手に調整してくれるため、はやいうちから正しい方法で学習をすることができます。
5.まとめ
プリント学習は自宅で学習できるので子どものペースで進められます。
また日常会話に交えて苦手な部分を克服できたり、送り迎えが不要などメリットもありますが、採点の手間や難易度の調節など難しい部分もまた多いようです。
一緒に問題を解いていると本当に理解して進めているのか不安になるので復習をさせなくてはと感じます。
しかしプリントはかさばるので整理して保管するのも大変です。
タブレットなら自宅でできますし、勝手に整理してくれるので保管の手間もないので、個人的にはタブレット学習を推奨します。
ただしタブレット教材も、解約金の有無やインターネット接続の有無、料金体系など比較する点がたくさんあります。
短期間体験などもあるようなのでいろいろと試してみるとよいでしょう。